いま見えるもの全てを、立体的に撮影する方法とは?? 無料のアプリもけっこうすごい!

360度3D撮影する方法とは スマホ・タブレット
スマホ・タブレット

2016年は、「VR元年」と言われています。VR=「仮想現実」(Virtal Reality)の技術が、一気に手の届くところに出てきました。

別の記事でご紹介しましたが、自分のスマホと、1000円くらいのゴーグルさえあれば、だれでも360度、立体視できる「仮想現実」の世界を体験できるようになりました。

あなたのスマホと、段ボール製ゴーグルだけ。簡単VR体験!
—キュリオステーション志木店のブログより

また、Samsung GearVR, PlayStationVRなどは、段ボール製ゴーグルほど安くはありませんが、ただの「360度映像」ではなく、より現実に近い「仮想現実」に近づいていると言えるでしょう。

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まだまだハードルが高い、VR映像の「撮影」

このように、見て触って楽しむ、という面では、VR(仮想現実)はどんどん身近になっていますが、一方、その映像を「撮影する」側には、まだまだハードルが高いのが現状です。

360度の写真や動画を撮るだけであれば、比較的安価で小型のカメラで撮影できるようになりました。

Theta-SとGear360

360度の写真・動画が撮影できる、リコーThetaS(左)、サムスンGear360(右)。いずれも実売4万円前後です。

しかし、これらのカメラで撮影できる写真や動画には、「仮想現実」とは呼びづらいひとつの難点があります。

それは、撮影された映像が、立体的ではなく、平面だということです。

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360度の世界を「立体的に」撮影するとは、どういうことか?

ここで、従来の四角い映像を「立体的」に撮影する方法を見てみましょう。

普通の四角い写真を立体的に撮影するカメラはこんな感じ!

立体的に見える画像を撮影するときには、「両眼視差」が問題になります。現実の立体的な世界を見るとき、左右の目は離れているため、同じ場所を見ていても見る角度が違い、したがって見えている像はわずかに異なるものです。この異なる2つの映像が脳に届いたとき、脳はその映像を立体的にとらえ、奥行きを感じるのです。

両眼視差の説明図

左右の目が見るものがわずかに異なることを、脳は立体的だと感じ取ります。(Wikipedia「両眼視差」より)

そこで、右目・左目専用の画像を、同時に二枚撮影し、立体的な映像を楽しめるようにするカメラが作られました。

レンズが二個ある3Dカメラ

3Dカメラにはレンズが2個以上あり、右目・左目用の画像を同時に撮影します。写真はパナソニック・DMC-3D1(生産終了)

360度の写真を立体的に撮るときの問題点

このような方法で立体的な映像を撮影してきたわけですが、これが360度映像になると、とても大きな問題が発生します。

360度映像を立体的に見るためには、通常、ゴーグルなどを装着して、頭じたいを回転させて周囲を見渡すことになります。そうすると、たとえ2台のカメラで両眼視差をつけて撮影していても、真正面を向いている時以外は、撮影時と異なる視点になってしまい、すべての視覚に対して異なる両眼視差をつけるのは難しい、ということなんです。

360度映像の両眼視差

360度映像の両眼視差は、視角によってすべて異なるため、すべての視角に対して正しい両眼視差をつけるのは非常に困難になる。

これは非常にむずかしい問題で、究極的には、見えている世界のすべての物体を、「オブジェクト」としてキャプチャして、それを立体的に再構築して映像化するのでなければ、100%完全な立体視はできません。

それでも、なんとか少しでも近いものを撮影しよう、ということで、いろいろなカメラが作られています。

Google Jump規格のカメラ

Google Jump規格のカメラ、「GoPro Odyssey」

この写真のカメラは、Googleと、アクションカメラ大手・GoProが共同で開発したカメラです。16台のGoProカメラが、専用の枠(「カメラリグ」と呼びます)に配置されており、合計価格は1万5千ドル(150万円)!

カメラ2台を両目の幅で配置するだけでは、ある特定の視角に対する立体視効果しか得られません。そこで、ぐるっと円周上に多数のカメラを配置し、各映像を特別な方法で合成することによって、すべての角度に対して正しい視差をつけよう、という方法です。

最近では、もう少し安価なものも開発されています。

立体視360度カメラVUSE

立体視360度カメラVUSE。2016年10月より出荷見込みとのこと。799ドル(8万6千円)

Vuze Camera First Product Movie

このVUSEは、だいぶ安いとはいえ、まだ9万円近くします。

いずれの場合もパソコンでの後処理が必須です。さきほど書きました通り、360度全方位に正しい視差をつけるというのは、なかなか難しい処理。それぞれ専用ソフトがあるものの、動画に対してこの処理を行うには、それなりのスペックのパソコンが必須でしょう。

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なんと無料アプリで180度の立体写真が撮れる!

そんな中、とっても手軽で秀逸なのが、Googleが配布している「Cardboardカメラ」アプリです。Android、iPhoneともに対応しています。

Cardboardカメラアプリ

google-play-badgeAppStore-Yahoo緊急速報アプリ

使い方は簡単で、アプリをインストールして起動すると、撮影ボタンがあるので、押して撮影モードにします。

あとは、ゆっくりとカメラを水平に動かしながら、一回転するだけです。下の画面のように、右端にオレンジのガイドが出て、これが左端にとどくまで撮影できます。

Cardboardカメラアプリの撮影方法

撮影が終わると、写真が保存されます。この写真は、普通のギャラリーアプリから見ても立体的ではないんですが、Cardboardカメラアプリの中から開くと、次の画面のように、段ボールゴーグル用の立体表示となります。ゴーグルにはめてみると、あら不思議!! 撮ったものが全方位どの方向も立体的に見えます!!

撮った写真が立体的に見える

おそらく、さきほどご紹介したGoogleの技術を使って、カメラが一周する間のさまざまな角度の画像を、立体視差が反映されるように加工しているものと思われます。

それにしても、無料のアプリでここまでできるのは素晴らしいです!

スマホを一周させて撮るので、動きが入っているものは取れませんが、風景や、お店の中の写真を撮るぐらいだったら、大丈夫ですね!

ぜひ皆さんも、お試しください!!

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