Googleの「MFI」(モバイルファーストインデックス)適用状況を観察する

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Googleが、従来のPC向けページを基準としたインデックスを全面的に改め、モバイル向けページの内容を基準としたインデックスを開始するとした、「MFI」(モバイルファーストインデックス)。

モバイル ファースト インデックスに向けて(Google ウェブマスター向け公式ブログ 2016/11/5)

2017年1月より実装開始されるという情報がありましたが、どうやらそのスケジュールで実装されたようです。最終的に完全にMFIに移行するのは、まだまだ先のようです。

※6/17 追記

Google関係者が「MFIの導入は速くても2018年」と発言しているというニュースが出ております。

実際の検索順位を観察しておりますと、2017年の年始に大幅な順位変動があり、少なくともMFIのテストは行われたと考えるのが妥当であると考えています。

ただし、確かに変動は、行きつ戻りつをくり返し、また、一部に明らかにおかしい検索結果があったりすることから、MFIの実装をめぐって相当の混乱があったものと考えられます。

※2018/02/02追記

一週間ほど前より、大規模な順位変動があり、今回は元に戻らず継続しています。

また、Search Consoleのベータ版配信が始まりましたが、この中で大変興味深いデータが示されています。

新コンソールでの「インデックス対象」URLの数が、2017年12月2日より前はゼロで、この日から一気に全ページがインデックスされたような表示となっています。

すなわち、2017年12月2日より、モバイルファーストインデックスの「本番環境」が本格的に稼働を開始したのではないかと思われます。

 

以下は、当教室が実際に観測したタイムラインです。当教室の日常の業務内での観測のため、十分なサンプル数がとれているとは全く言えませんが、そのような中でも目に見える変化が観測されました。

(抽象的な表現や、根拠を十分に示していない内容を記しております。当教室のSEO上の都合です。ご了承ください。)

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2017年1月 MFI関連検索順位変動状況

2017/1/1

モバイル向けページを持たないサイトが急激に順位を下げ、ほぼ順位圏外となる。

2017/1/10ごろまで

毎日、比較的大きな順位変動。同一ドメインの個別ページが一時的に上がってきたりする現象も。モバイル向けページを持たないサイトは圏外のまま。

2017/1/20ごろまで

小刻みな順位変動。Search Consoleの「モバイルユーザビリティ」レポートに、過去に解決済みのモバイルページエラーが数件再発するなどの現象。

モバイル向けページを持たなかったサイトが、モバイル向けページを実装するも、なかなか順位は上がって来ず。

このころ、Googleマップの検索順位も変動。ウェブ検索の順位により近いものとなる。

2017/1/22

Googleが、「Search Consoleのインフラストラクチャを更新した」と後にアナウンスした日。

2017/1/26~27

比較的大規模な順位変動。一時的なもの。

2017/1/31

これまでと異なる順位変動。モバイル向けページを新設したサイトのインデックスが完了したためか、ようやく上位に復帰してくる。

Search Consoleの「モバイルユーザビリティレポート」に、公開中バージョンにはないエラーが比較的多めの数で再発。

2017/2/1

比較的大きめのキーワードでの検索結果が、突然ローカル色を帯びる。Cookieやログイン情報を消した検索結果(シークレットウィンドウ)でも、地理的に近隣のウェブサイトを中心とした検索結果に変わる。

ただし検索順位は必ずしも安定しておらず、微調整が行われているように見える。

2017/2/3

MFIの検索結果が一瞬ロールバック。MFI前のように、PC版のみのページも上位表示される時間帯が発生する。(日本時間の正午~日没ごろ?)

Googleのウェブマスターブログに、「日本語検索の品質向上にむけて」が掲載される

2017/2/4

ニュース各社が、「GoogleがWELQ対策で検索結果に変更」と一斉に報じる

毎日新聞:グーグル 低質サイト見せません 検索順位新規則 WELQ問題で対策

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観測からみる、モバイルファーストインデックスの実態とは

当教室が観測した限りでは、「モバイルファーストインデックス」は次のように実装されていると考えられます。

  • 公表通り、インデックスの基準がPC向けサイトからモバイル向けサイトに完全に切り替わっている。
  • 「モバイル向けサイト」とは、「モバイルフレンドリーテスト」に合格したサイトのこと。PC向けサイトのみしか持たないウェブサイトは、検索圏外まで転落。
  • 全体的に、レスポンシブ構成のサイトが上位になる傾向。
  • ある程度、従来のインデックスから情報が引き継がれている部分もある。

※一部の重要ドメインに関して、モバイル向けページがなくても上位表示されています。ただしこれも、当初は順位を下げていたが、1月後半になり徐々に順位回復しており、実装しながら手直ししていると考えられます。

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2017年のGoogle検索の動向はどうなる?

一昨年からはじまった一連の「モバイルフレンドリー」施策は、この「モバイルファーストインデックス」において一応の完結をみたものと考えられます。

昨年の動向をふまえると、この一年をかけて、Googleはこの新インデックスを微調整していくものと思われます。その際、やはり数度の大きな改変はありうるでしょう。

一方、モバイルファーストインデックスの実装がほぼ完了したとみられる1月末において、連続して、ローカル検索結果が急激に変動していることは注目に値すると思います。昨年11月に行われたという「Possumアップデート」が、いまごろ日本に上陸したのか、それとも「モバイルファーストインデックス」の仕組みの中で顕在化したものか、不明ですが、明らかに大きな変動が起こっています。

こうして見ると、Googleのインデックス変更は、一つ終わったから安定するというものではなく、連続的にいくつかの比較的大きな変更が進行する、と考えるべきでしょう。

今年、これから考え得るものとしては、

  • モバイルファーストインデックスの段階的な進展
  • ローカル検索結果の調整
  • 構造化データ(リッチカードの表示拡大)
  • マップ検索結果の改編
  • https対応関連
  • AMP関連

などではないでしょうか。

「アメリカでしか実装されていなかった」「順位には影響なかった」と思っていた要素が、いつの間にか死活問題になっていた、なんていうことが、次々と起こりそうな予感がします。早め・早めの対応を心がけていきたいと思います。

 

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