いよいよ始まる、小学校での「プログラミング教育」
2020年4月より、すべての小学校でプログラミング教育が必修に
2020年4月から、すべての小学校で「プログラミング教育」が必修になります。その後、順に中学校、高校に義務化が広がっていく方針とされています。
ただし、各学校での対応は遅れており、2020年度までに各校に最低一人の担当教員を設置できない学校も一部あると言われています。
参考:市町村教育委員会における小学校プログラミング教育に関する取組状況等調査(文部科学省)
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海外では5歳からプログラミングが必修の国も! 世界中の子供が、プログラミングを学んでいます
イギリスでは2013年のカリキュラム改訂で、5歳~16歳までプログラミング学習(教科”Computing”)が義務化されました。文部科学省が「先進的である」とみとめただけで、23か国でプログラミング教育が必修または選択科目として実施されています。
当教室で扱う、子供向けプログラミング環境「Scratch」は、小学生~中学生(8歳から16歳)向けに作られています。150カ国以上で、40以上の言語で提供されています。公式サイトには、世界中の子供たちが自分のプログラムを公開し、お互いに刺激しあっています。
※Scratchは MITメディア・ラボのLifelong Kindergartenグループによって開発されました。くわしくはScratch公式サイト(マサチューセッツ工科大学(MIT)内)をご覧ください。
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プログラミング教育は、情報通信技術(ICT)教育の一部
プログラミング教育というと、「プログラムを作るための教育」のように見えますが、本来の趣旨はもっと広いものです。全体をまとめて情報通信技術「ICT」教育と呼びます。
情報機器とインターネットが、仕事や生活のあり方そのものを変えていこうとしています。

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
ICTは単に「便利な道具」ではありません。「やり方そのものを変えてしまう」道具です。
ICTは、目の前のパソコン・スマホと世界中をつなぎ、身の回りのあらゆる物をつないでいきます。
知識は「覚える」ものから「発信するもの」「調べるもの」に変わっていきます。「人間にしかできない仕事」は、だんだん分析・計画・決定などに限られていきます。
そのとき、子どもたちに必要な知識は、今までとはまったく違っていくことになります。
コンピュータやロボットを「使う」ということは、自転車やテレビを使うのとは違います。
ネット上には世界中から知識が大量にアップロードされており、自分もまたそこに貢献できる存在です。
情報を集め、有用な情報を自分でより分け、自分で目的を設定し、自分でプログラムする。
その全体をサポートするのが「ICT教育」です。
当教室の小中学生向けプログラミングコースは、その全体の中でのプログラミング、という位置づけです。
プログラムも作りますが、まずパソコンに慣れることから、興味がわけばさまざまな分野の学習を織り交ぜてレッスンしていきます。
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