日本におけるMOS試験提供元 オデッセイ・コミュニケーションズは、MOS2016試験が2026年3月末で終了することを発表しました。
これよりさき、世界でのMOS試験提供元・米国Certiportのウェブサイトに掲載された情報によれば、2026年6月30日に終了する、とのことでした。グローバルの終了日よりも、日本では3か月前倒しで終了することになります。
【2025/3/3更新】
Certiportの公表時に、本記事を公開していましたが、日本においても公式に発表されたため、記事を更新します。
MOS公式サイトに掲載されました
日本でのMOS2016試験終了日が、MOS公式サイトに掲載されました。
当店でも実施している、「随時試験」では、MOS2016試験の終了日は2026年3月31日(火)だということです。
当店では、毎週土曜・日曜に試験を実施していますので、当店の場合の最終試験日は次の通りとなる見込みです。
当店最終試験日 | 2026年3月29日(日) |
最終申込期限 | 2026年3月25日(水) |
特定の条件下での最終受付時刻 | 2026年3月29日(日)午前10時(※注) |
※注
当店では、試験日3営業日前の申込期限の後も、すみやかな受験料のお支払いなど特定の条件のもとで、試験の申し込みを受け付けています。3月29日(日)14時以降の試験であれば、試験席に空きがあれば、当日午前10時まで申し込みを受け付ける予定です。
グローバルでも2026年6月30日で完全終了
米国Certiportの公表内容は、下記ページの「Microsoft Office Specialist (MOS)」の項目を展開すると掲載されています。
Microsoft Office Specialist 2016 認定プログラムの終了:
MOS 2016 認定は、2026 年 6 月 30 日に終了します。この日以降、この MOS バージョンの試験は受験できなくなります。現在この MOS バージョンの認定を受けている方は、最新の Microsoft Office Specialist 認定に更新することをお勧めします。Microsoft 365 Apps 認定の詳細については、www.certiport.com/ MOS をご覧ください。
Office 2016サポート期限は2025年10月14日に終了
実は、Office 2016のサポート期限は、これより早く2025年10月14日に終了します。
2025 年 10 月 14 日 Windows 10、Office 2016 & Office 2019 サポート終了で世界は変化する | Microsoft
サポート終了後も、一定期間はMOS試験は継続する、ということになります。
この点につきましては、オデッセイ・コミュニケーションズより試験継続に必要なシステム環境等について一定の連絡がございましたので、当店でもこれに準拠する形で、2026年3月末まではMOS2016試験を実施できる見込みです。
Office 2019も同時にサポート切れ…MOS2019試験は当面継続
Windows 10、Office 2019、Office 2016と、同時に3製品のサポート期限が終了することになります。

Office 2019のサポート期限も同時に切れてしまうわけですが、MOS2019の試験は当面継続されるとのことです。こちらも、試験提供元が示す一定のシステム環境に準拠して、当店でも試験を継続します。
大きく変わるMicrosoft Officeのライフサイクル
従来、Office製品のサポート期間は、メインストリーム5年、延長サポート5年、合計10年間に設定されてきました。
ところが、Office 2019については、延長サポートが2年に短縮されたことになります。
さらに、このあとのOffice 2021、Office 2024 については、延長サポートが廃止され、メインストリームサポート5年のみに短縮されます。

つまり、永続版Officeを購入したとしても、実際に使用できるのは5年までとなり、永続版のコストパフォーマンスが大幅に低下することになります。
Microsoftの意向としては、できるだけユーザーを、永続版ではなく定額版のMicrosoft 365に移行させたいと考えているようです。
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