「新しいOutlook」これは何? 使い方は? 元に戻す方法は?

「新しいOutlook」これは何? 使い方は? 元に戻す方法は?
Microsoft Office(オフィス)パソコンサポート
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最近になって

「ふと気が付いたら、「Outlook」が起動していた」
「仕事用のOutlookが、なんか違う画面になって驚いた」

といったご相談がちょくちょく入ります。

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「メール」と「Outlook」が統合されて「新しいOutlook」に

これまで、マイクロソフトのメールアプリは、「メール」と「Outlook」の2種類ありました。

どうやら、その「メール」と「Outlook」を、「Outlook」に一本化する方針にしたようです。

「メール」と「Outlook」を一本化して、新しい(NEW)Outlookに

ここがややこしいんですが
Outlookに一本化するといっても、こうじゃなくてこうなんです。

メールをOutlookに吸収合併するんじゃなくて、Outlookという名前の新しいアプリをリリースして、そこにメールとOutlookを吸収する
  • メールをOutlookに吸収合併するんじゃなくて、
  • Outlookという同じ名前の新しいアプリをリリースして、そこにメールとOutlookを吸収する
  • 今まで「メール」を使ってきた方は、「Outlookに変わった!」という見え方になります。
  • 今まで「Outlook」を使ってきた方は、「Outlookの画面が全然違うのになった!」という見え方になります。

新しいアプリなのに、同じ名前にするなんて、ややこしくてしょうがないですね…

「新しいOutlook」に切り替わる前に、確認画面が必ず出ます

今のところ(2024/4月時点) 、「新しいOutlook」は強制ではありません。

切り替わる際には、必ず確認画面が出ているはずで、そこで「続行」など、承認するボタンを押しているはずです。

「続行」を押すと、「新しいOutlook」に切り替わります。
「後で」を押すと、そのままの環境で操作を続行できます。

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「新しいOutlook」は、まだあくまで「テスト段階」

実は、この「新しいOutlook」、現時点(2024/4月)では、あくまで「テスト段階」なんです。

マイクロソフト公式には、「プレビュー」という言葉があります。まだ正式版ではないよ、ということですね。

Windows 用の新しい Outlook の概要 | Microsoft

プレビューに参加する
プレビューに参加する方法を確認するには、メールと予定表に現在使用している内容を選択します

「プレビューに参加する」ですから、「プレビュー」=「お試し」、そして任意なんです。

いますぐ、元に戻していただいてOKです

不便を感じる方は、どうぞ今すぐ戻してください。

「元に戻すスイッチ」が、目立つところについています。

「新しいOutlook」の「元に戻すスイッチ」

スイッチをオフにすると、もとの「メール」や、「(従来の)Outlook」に自由に戻れます。

新しいOutlookには、今まだ、不具合や足りない機能がいっぱいなんです

本当は、「新しいOutlookの使い方」の解説もやっていきたいんですが、

まだはっきりと「こう使う」と書けないくらい、
不具合や足りない機能が満載なんです。

当店は、皆様より先んじて試してみるのが仕事みたいなものなので、実際に使って試していますが、不具合や不便はたくさんありますし、操作方法が変わっていることもしょっちゅうです。

  • ある日「新しいOutlook」を開くと、正常に開かない
  • 使いたいメールアカウントがどうしても追加できない
  • 昨日使えた機能が、今日は使えない

そんなことがしょっちゅうあり、その都度、Microsoftにフィードバックを送ったり、サポートを受けたりしています。

フィードバックが簡単に送れるようになっている

そのかわり、現在「新しいOutlook」では、フィードバックが簡単に送れるようになっています。

このように、「ヘルプ」タブに、とても分かりやすい「フィードバック」ボタンがあります。

もし試してみたい方は、何か問題があった場合、気軽に「サポート」や「フィードバック」を利用するつもりで使っていただければよいと思います。

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「新しいOutlook」は、ウェブ版Outlookにそっくり

今のうちに「新しいOutlook」に慣れておきたい、という方は、ウェブ版のOutlookを使っていただくとよいと思います。そっくりです。

というのはつまり、「新しいOutlook」のアプリは、Webベースで作られているのだと思います。アプリの構造が、ブラウザ(Edge)をベースに作られていて、基盤的なプログラムはウェブ版と共通なのでしょう。

ウェブ版のOutlookが、「新しいOutlook」と違うのは次のような点です。

  • Microsoftのメールアカウントでしか使用することはできません。
    (outlook.jp, outlook.com, hotmail, Microsoft 365を利用している会社や学校のメールなど)
  • 一画面につき、1つのメールアカウントしか表示できません。複数のメールアドレスをフォルダーで管理する機能はありません。

ですが、画面のデザイン、ボタンの配置などは、「新しいOutlook」とほぼ同じです。不具合が出たりしない分、現時点では「新しいOutlook」より快適です。

ウェブ版Outlookと、「新しいOutlook」の比較 ウェブ版はブラウザで開き、メールアカウントは一つ。新しいOutlookは、複数のアカウントを設定でき、元のメールやOutlookに戻れるスイッチがある。リボンはどちらも同じで、どちらか分からないくらい
ウェブ版Outlookと、「新しいOutlook」の比較

ウェブ版Outlookには、次のURLからアクセスし、ログインします。

個人用のMicrosoftアカウントの方
https://outlook.live.com/mail/

会社や学校のMicrosoft 365の方
https://outlook.office.com/mail/

※リンクに自動的に抹消線(このように)が表示されていますが、リンク先でログインが必要であるためです。クリック後ログインすると、ご自分のメールがウェブ版Outlookで送受信できます。

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旧Outlookの機能で、なくなりそうな機能

「新しいOutlook」では、旧Outlookのいくつかの機能が、ごっそりなくなっています。

あの機能、この機能がになくなっているというよりも、アプリの構造そのものが根底から変わったようなので、別物になった、という感じです。

目についた限りで、なくなった機能を挙げてみますと

  • メールテンプレートの機能
    (新規メール→フォームの選択→ファイルシステム内のユーザーテンプレート)
  • メールのエクスポート/インポート
  • 受信ルールでデスクトップ通知を表示

「フィードバック」を送ることで、正式に切り替わった際には追加されることもあると思います。

例えば、「新しいOutlook」ではデスクトップ通知が表示できない代わりに、「先頭にピン止め」というルールが新設されました。

ただ、どうも、ウェブベースのアプリでは実現できなさそうな機能もありますので、やはり「新しいOutlook」は、旧Outlookの完全互換にはならない、と考えるしかないと思います。

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