マイナンバーカードを対応スマホで読み取る方法(カードリーダー不要)

パソコンサポート
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写真付きマイナンバーカードに電子署名が搭載されるようになり、e-Tax、e-Govの利用の敷居が格段に低くなりました。

専用のカードリーダーを買う必要があったのですが、2017年から、対応機種のスマートフォンがあれば、パソコンとスマホだけで電子申請ができるようになりました。

事前の準備 | 公的個人認証ポータルサイト

上記サイトに説明があるのですが、3年もたっているわりに、スマホを使う説明はPDFがドンと開くだけであったり、肝心の「実際に電子署名を使う」手順がよくわからない状態のため、こちらに解説をしてみることにしました。

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【設定編】

スマホは対応機種のみなので注意

どんなスマホでもいいわけではありません。下記ページより対応機種をご確認ください。

マイナンバーカード対応NFCス マートフォンの一覧 | 公的個人認証ポータルサイト

2019/6月現在、AQUOS, Android One, arrows, らくらくスマートフォン、Xperia、 Galaxy, URBANO などの名前が並んでいます。
iPhoneは全機種ダメ×です。

Galaxy S9はOKで、S8はダメだったり、
同一機種でも携帯会社が違うとダメな場合もあるようですので、上記URLから確実にご自身のスマホを確認してください。

該当機種だった方は、この下を読み進めて下さい。

Bluetooth搭載パソコンが必要

マイナンバーカードの読み取りはスマホだけでできますが、実際の電子申請にはBluetooth搭載パソコンが必要です。

ノートパソコンでしたら、ほとんど大丈夫です。デスクトップの場合は、逆にほとんど搭載されていません。

搭載していないパソコンの場合は、次のような「Bluetoothアダプタ」が必要です。

Bluetoothアダプタ | Amazon

エレコム Bluetooth USBアダプタ LBT-UAN05C2
Bluetoothアダプタの例・エレコム LBT-UAN05C2 Amazonで1120円

必要なパスワード類の確認

マイナンバーカード発行時に登録した以下の情報が必須となります。スマホでなくカードリーダを使う場合もここは同じですね。

  • 署名用電子証明書暗証番号(電子申請を送信する場合)
    英大文字+数字 6~16ケタ
  • 利用者証明用電子証明書暗証番号(ログインに使用する場合)
    数字4ケタ

もしこれらを忘れてしまっている場合は、住民票のある市区町村の窓口でパスワードを初期化申請をする必要があります。詳しくは市区町村役場におたずねください。

スマホに専用アプリをインストールする

スマホには専用アプリをインストールします。

JPKI利用者ソフト(Androidアプリ) | Playストア

JPKI利用者ソフトインストールページ

インストールして起動するとこんな画面です。

Android版JPKI利用者ソフトの画面

スマホ単体で動作チェック

アプリを入れたら、まずは動作チェックしてみましょう。次のように操作します。画像が小さい場合はタップすると拡大できます。

スマホ版JPKI利用者ソフト 動作確認(証明書の表示」の流れ
タップすると拡大できます。閉じるときは拡大画像の右上の×をおします

スマホのBluetoothをオンにし、パソコンとペアリング

スマホもパソコンもBluetoothはオンにします。

スマホのBluetoothがオンになっているようす
スマホ: 設定→接続→Bluetoothをオンに
パソコンのBluetoothをオンにする
パソコン: 設定→デバイス→Bluetoothとその他のデバイス→Bluetoothをオンにしたあと、+をおしてスマホとペアリング(画面はWindows 10の場合)

パソコンにJPKI利用者ソフトをインストールする

パソコンにJPKI利用者ソフトをインストールします。

利用者クライアントソフトのダウンロード | 公的個人認証ポータル

インストールすると、Windows10のスタート画面では次の場所に登録されます。

スタートメニューの「公的個人認証サービス」フォルダ

「JPKI利用者ソフト」を起動しましょう、と、よく書いてありますが、大事なのは「ICカードリーダライタ設定」です。

「ICカードリーダライタ設定」が重要

大切なのは「ICカードリーダライタ設定」です。インストールしたら、「ICカードリーダライタ設定」を必ず行います。

この設定は、「JPKI利用者ソフト」の画面からは開くことができません。独立したアプリとして起動します。このへんがどうも分かりにくくて、つまづいている方が多いと思います。

ICカードリーダライタ設定
ICカードリーダライタ設定の画面。Bluetooth対応にチェックを入れ、スマホ名をプルダウンから選ぶ。Bluetoothペアリング済みのスマホ名が自動で出ます。

この時点で、

  • スマホに専用アプリが入っている
  • スマホとパソコンがBluetoothペアリング済みである

という状態でないと、設定できませんのでご注意ください。

パソコン・スマホの連携チェック

パソコンとスマホがペアリングでき、両方のアプリ設定が終わったら、スマホ側で先ほどのアプリを開き、接続チェックをします。

タップすると拡大できます

「PC接続機能が使用可能です」にならない方は、表示されるメッセージを確認して対処してください。

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【実際に使う】

スマホ・パソコンで必要なアプリを起動します。

Bluetoothペアリングを確認

パソコンとスマホのBluetoothペアリングを確認します。久しぶりに使うと切れていることもありますので確認してください。

パソコン側は「ICカードリーダライタ設定」を確認

パソコン側は、「ICカードリーダライタ設定」を実施すればOKです。

スマホ側で「JPKI利用者ソフト」アプリを起動

JPKI利用者ソフトのアイコン

あとは「PC接続の開始」を押すだけ

ここまで設定が完了したら、あとは「PC接続の開始」を押すだけです。
パソコンで手続きして、実際に認証をおこなう場面の直前で大丈夫です。

たとえばe-Taxのログイン前とか、e-Govで「署名して次へ」を押す前に、以下の順にタップして、「PC接続の開始」画面にしておきます。

実際にマイナンバーカードで認証する手順
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実際にこれが使えるサイトへのリンク

【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ

総務省電波利用電子申請・届出システム

法務省登記・供託オンライン申請システム

特許庁電子出願システム

民泊制度運営システム

督促手続きオンラインシステム(裁判所)

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まとめ

全体を要約すると、

パソコン側アプリ+スマホ側アプリ+Bluetooth接続
→スマホがカードリーダーになる

という理解でよいと思います。あとのパソコン画面での操作は、通常のカードリーダと何ら変わりません。

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