「Windows 10 Creators Update」、何か物足りないような??

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新アプリ「ペイント3D」

日本時間の4月6日から更新が開始された、Windows 10の最新バージョン、「Creators Update」。

教室のパソコンも、昨日全台がアップデート完了しました。

レッスンの合間にですが、実際の使用感と、使っていて分かる変更点などをレポートしてみたいと思います。

また、その中で「クリエイターズアップデート」と銘打つ今回のアップデートに、なんだか疑問もわいてきました。そんなことも記事の最後に書いております。

新しい情報が見つかりましたら、随時更新していきます。

Creators Update公開版はバージョン1703、ビルド15063.13

更新完了の時点でのバージョン表示はこちらです。

Creators Updateのバージョンとビルド番号

Creators Updateのバージョンは1703、今日現在のビルドは15063.13です。

Insider Previewの最終版に、ほんのわずかな修正を加えた感じですね。

とりあえず大きな問題はなくアップデート完了

前回のAnniversary Updateでは、「パーティションを認識しなくなる」などの重大な問題も出ましたが、今回はそれほど大きな問題もなくアップデート完了しました。

かなりの期間、Insider Previewでテストを重ねた結果かと思います。

アップデート後2日目に、「コンピューターのメモリが不足しています」の警告が

教室のパソコンは、マウスコンピューターのビジネス向けモデル「H110D-SI01 」を使用しています。Core i5/Intel H110 Chipset/Intel HD Graphics 530/RAM8GB、BIOSはAMI、セキュリティソフトはカスペルスキーを入れています。

アップデートして2日目、突如「コンピューターのメモリが不足しています」の警告が全台で出ました。

「コンピューターのメモリが不足しています」

何かを処理で負荷をかけていたというより、むしろアイドルタイムに突如出た感じです。

「リソース・モニター」で確認しますと、「コミットチャージ」が異常に増大しておりました。

現時点でCreators Updateに対応していないと考えられるソフトウェア

本日4/13時点で、以下のソフトウェアはCreators Updateへの対応が不十分と考えられます。問題が出ている方は、これらのソフトウェアのアンインストールまたはアップデートをご検討ください。

■セイコーエプソン「My Epson Portal」

エプソン製プリンタドライバと同時にインストールされるソフトウェアです。これが今回の「メモリ不足」エラーの原因だと最終的に判断しました。

※本件につきセイコーエプソン(株)より改善の回答がありました。現在アップデート版にもとづきテスト中です。この項目末尾の「追記」をご覧ください。

本日、一台だけこのソフトウェアをアンインストールしていなかった個体(5台中1台)のみ同様のエラーが再現しております。

splwow64.exeのコミットチャージが異常増大

splwow64.exeのコミットチャージが異常に増大しているのが分かります。これは別個体のマシンでも同様の結果でした。この原因が、どうもMy Epson Portalのようで、アンインストールするとこの現象は出なくなりました。

「設定」のアプリ管理画面を見ますと、このようにMy Epson Portalのアプリ名そのものが文字化けしているので、何か起こっているのではないかと思います。

「My Epson Portal」が設定画面で文字化け

※6/14追記 本件につきまして、セイコーエプソン(株)に問い合わせを行い、具体的なやりとりを行っております。現在、バージョンアップ版の試験中です。

初回インストール後、印刷時などに以下のエラー画面が出ていましたが、EPSONからの案内により、一度アンインストール→再インストールすると、どうやら出なくなったようです。

My Epson Portal実行時のRuntime Error

 

■Intel「Intel Driver Update Utility」

アップデート後、初回起動時から「esrv.exeの起動に失敗しました」等のエラーが頻発。原因はこのソフトウェアでした。

Creators Update対応のドライバを探すためにインストールしましたが、旧バージョンからのアップデートに失敗したりと、動作が全般に不安定です。

■Kaspersky Internet Security

Creators Update対応版はリリースされていますが、どうもSo-Net経由で提供されているバージョンのみ適合性が悪いようです。So-Net経由のライセンスを適用した個体のみ、アップデート通知が出なかったり、一部のプロセスの起動に失敗しています。

 

 

「コントロールパネル」が消えた!?

Windows 10では、段階的にコントロールパネルが廃止されるという話題が出て久しいですが、今回のビルドではついに、スタートボタンの右クリックメニューからコントロールパネルが消えました。

スタートボタンの右クリックメニューからコントロールパネルがついに消えた

コントロールパネルがない分、具体的な設定項目やWindows Powershellなど、管理者向けの細かいメニューが並んでいることが分かります。

その代替となる「設定アプリ」はこんな感じです。

Windows 10 の新「設定アプリ」

「アプリ」が独立したのと、「ゲーム」が追加された感じでしょうか。

各メニューの中身も細かくなっています。例えば「デバイス」。

「デバイス」メニューの中身

赤枠の中をクリックすると、従来のコントロールパネルの各項目が開くようになっています。つまり、廃止というより、設定アプリからのリンクでコントロールパネルを開く感じですね。

ちなみに、Cortanaに頼めば、いつでも従来のコントロールパネルが出てきます。

Cortanaに頼めばまだコントロールパネルは出てくる

筆者の感想としましては、「設定アプリ」から十分なリンクが貼られているので、たしかに「コントロールパネル」を独自に開く必要性は少なくなったな、という感じです。

もともと、Anniversaty Updateの時点で、かなりの項目が設定アプリからいじれてましたからね・・・

「ペイント3D」は確かに面白かった

うわさの新アプリ「ペイント3D」、さっそく使ってみました。

新アプリ「ペイント3D」

背景の白い板が従来の「ペイント」で、プラスして手前に立体が浮かんでいる感じです。

「思い通りのものを作る」というのはなかなか難しいですが、ごらんのようにテクスチャを簡単に貼り付ける「ステッカー機能」などは、なかなかおもしろいと思います。

新しい「メール」「フォト」アプリ

Creators Updateでは、「メール」「フォト」などのプリインストールアプリも刷新されました。

新しい「メール」アプリ

Outlookをタスクバーにピン止めしていないマシンでは、自動的にタスクバーに現れます。

「おっ!」と思い起動してみると、なんだか快適です。以前より起動がずいぶん速い感じです。これまで、なんだか面倒で全てGmailで送受信していましたが、この軽さなら使ってみようかという気になります。

「フォト」アプリも地味に変化しています。

新しい「フォト」アプリ

まだあまり使い込んでませんが、「アルバム」機能が強化された感じです。

OneDrive関連のメニューも増えていますが、うちは無料のGoogleフォトに預けていますので、課金してまでOneDriveに写真をあずける気はありません。このあたりはノータッチでいきます。

Windows Defenderも新バージョン

Windows標準のセキュリティソフト、Windows Defenderも新バージョンです。

Windows Defenderも新バージョン

表示が非常に分かりやすいのは良いと思います。「操作は不要です」というのはなかなか良い言い方ですね。

タスクトレイの表示も分かりやすく(安全な場合は)緑色のチェックが入りました。

Windows Defenderのタスクトレイ表示

Microsoft IMEの入力モードが画面中央にドーンと表示!

日本語入力システム「Microsoft IME」もちょっと変わりました。

IMEの入力モードが画面中央にどーんと表示される

英数モードに切り替えると画面中央にどーんと「A」と表示されます。

これまでは、タスクバーのはしっこをいちいち見なければなりませんでしたから、これはずいぶん入力しやすくなりました。出て消えるタイミングも絶妙に調整されていて、邪魔になる感じは全くありません。

視界のすみに「Aだぞ!」としっかり入るので、格段に打ちやすくなりました。

でも、これが「Creators Update」ってどういうこと!?

というわけで、新機能の中から、二日間教室を運営して気づいた点のみまとめてみましたが、書いてみて感じたこと。

これが「クリエイターズアップデート」って、どういうこと!?

という、とっても大きな疑問です。

そもそも動画編集ができなくなってるんですが!?

Windows Inkなどはまだ試せていませんが、当教室としてとっても気になるのは、

「動画編集がWindows標準アプリでできなくなったまま放置されてる」

という、とっても重大な問題です。

従来、Microsoft純正の動画編集アプリとして長く愛用されてきた「Windowsムービーメーカー」は、2017年1月10日に配布終了して以来、サポート外となり、利用できない状態になっています。

これに変わってUWP(Windowsストア配布のアプリ)として提供されるという話でしたが、現時点では60秒の動画一本しか編集できない貧弱なアプリがひっそりと配信されているのみ。

世の中はVR動画や4K動画がどんどん普及し、SNSでも動画があふれているというのに、そしてWindowsもVRヘッドセットに対応したというのに、

Windowsは平面の動画一本もまともに編集できないままなのです。

また、画像編集・Webコンテンツの制作も貧弱なままです。IllustratorやPhotoshop,Wordpressに匹敵するものをとはいいませんが、もうすこしWindowsの目玉として、画像編集・Web制作向けアプリがあってもいいと思います。

もっと「多くの人に」、創作の楽しみを与えるWindowsであってほしい!

パソコン教室で、初心者の方やシニアの方向けにレッスンをしておりますと、このあたりは非常に問題があると感じます。

ヘッドセットをして、バリバリVRを楽しむのもいいですが、本当にパソコンをヘビーに使っている方たちは、こうした人々のほかにもたくさんいます。

定年後の楽しみに、毎日せっせとデジカメで写真をとって説明文を入れている方や、一念発起して起業し、Webサイトや動画を作っている方もいます。

こうした多くの「ローエンドのヘビーユーザー」が、もっと手軽に、「パソコンでものを作る作業」を楽しめるWindowsであってほしい、と願うのでした。 

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※本記事は、2016年8月の状況にもとづいています。 Windows 10の最新版は、2017年4月リリースの「Creators Update」です。これからアップデートする方は、 Windows Updateを行う Windows 10 ダウンロードページから更新する のいずれかの方法でアップデートできます。 ------------------------------以下は古い情報になります。 本日、Windows10の大規模アップデート(Anniversaty Update)が、当教室のパソコンにも表示されましたので、アップデートを行いました。 まだ更新が表示されていないパソコンで、今すぐインストールする方法は、下の方でご紹介しています。 インストールにかかる時間は40分~1時間程度 当教室のパソコンは、すべてCドライブにSSDを使用しています。回線はフレッツ光の1GBpsですが、教室内のLANはNTT機器の仕様で有線LAN100MBpsです。 この環境で、アップデートのインストールに40分弱かかりました。 Wi-Fiを使用したり、SSDではなくハードディスクの環境ですと、もしかしたら1時間ぐらいかかるかもしれません。今日しなければならない作業がある方は、作業が終わってからアップデートしたほうがいいかもしれませんね。 インストール方法 インストール方法は簡単で、 スタートメニュー→設定→更新とセキュリティ→更新プログラムのチェック をクリックすると、「Windows10 アップデート 1607」と表示されます。 今までのバージョンが「1511」→新しいバージョンが「1607」となります。 どうやら、新しくWindows10を使い始めたパソコンから順に、アップデートが行われているようです。教室でも現時点で、BGM用に使用している古いパソコンなどは、まだアップデート1607が表示されません。 まだ更新が表示されていないパソコンに、今すぐインストールする方法 まだ更新が表示されていないパソコンでも、Microsoftは、今すぐインストールできるリンクの提供を開始しているようです。 下の画像をクリックして表示されるサイトの最上部「今すぐアップデート」から、インストールできます。 アップデート後のすぐわかる変化について Windows 10は、これまでのWindowsと違い、「Insider Preview」という仕組みを使って、開発中のバージョンを広く公開し、試してもらうことによって機能の向上をはかる、という開発方法をとっています。 LinuxやAndroidのような「オープンソース」ではさすがにありませんが、OSのような基盤的なソフトウェアについては「ハズレ」だったときの影響も大きいことから、今後はこのような開発手法が主流になるのでしょうね。 さて、実際にアップデートしたパソコンの画面ですが、まずスタートメニューが変わっています。 「すべてのアプリ」を押さないと見えなかったものが、最初から展開されているのが分かります。これが見たいというリクエストが多かったのでしょうが、初心者の方に教える機会の多い当教室としましては、「電源」とか「設定」という文字がなくなったのは、ちょっとつらいですね・・・・( ;∀;) それから、画面右下の時刻をクリックして出てくるカレンダーの下に、自分の予定も一緒に出るようになっていますね。(教室の場合は、設定じたいを行っていないので、「開始する」が表示されています) また、事前に話題になっていたとおり、テレビ電話&メッセージツールのSkype(スカイプ)が、Windowsの一部として統合されています。何も入れなくても最初から「Skypeプレビュー」というアプリが入っています。 以前からあるWindows版のSkypeに比べて、画面がシンプルですね。ところで、「なぜ『プレビュー』なの??」という疑問は当然でてくると思うのですが、これに対して公式サイトはこのように答えています。 Skype Universal Windows Platform アプリ プレビュー: よくある質問 Q: PCに 2 つの Skype アプリがあります。 1 つになるのではないのですか。 A: お客様のフィードバック収集が完了するまで、従来の Skype アプリケーションは残ります。 ...
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マイクロソフトのWindows10アップグレードサポートページは、かなり丁寧になりましたが、まだまだかなり問題があります。
国会質問まで行われた、Windows10への強制アップグレード問題。7月29日のアップグレード期限を前に、ついに、7月1日よりアップグレード画面が変更され、「アップグレードを辞退する」ボタンが追加されました。このボタンを押せば、以後、アップグレードの通知は表示されなくなり、勝手にアップグレードされることはなくなりました。 また、7月5日、マイクロソフト日本法人社長が、経営方針についての会見の中で、「通知内容に関する情報発信が足りなかった」という謝罪を行いました。 一般には、これでWindows10の問題が一段落したかのような論調も見受けられます。しかし、筆者が見る限り、これでは問題のごく一部が解決されただけ。まだまだ終わっていないように思います。 やっと「アップグレードするかどうか選べる」状態に。問題はまだまだこれから 現段階では、やっと「Windows10にアップグレードするかどうかを選べる(選べるのだ、ということを容易に認識できる)」状態になったところです。 ですので、問題は次の段階に移ったのだと言えます。つまり、「マイクロソフトの言う、Windows10へのアップグレードのメリット、宣伝文句を信じて、アップグレードを行ってもよいのか?」という問題です。 マイクロソフトは、「7月29日までしか無償アップグレードできないので、皆さんアップグレードしましょう!」と呼びかけ続けています。 当教室にも「アップグレードするべきかどうか」というお問い合わせが入りますので、次のようなご説明をしています。 Windows10は、いろいろな意味で優れたWindowsです。 Windows10になれば、11や12はありません。10が無料でずっと最新版に更新されるのみになります。 Windows7のサポート期限が切れる2020年1月14日以降も、今のパソコンを使い続けたいならば、無償のうちにアップデートするメリットはあります。 アップデート後に、パソコンの動作が一部おかしくなる事例が多いです。ご自身でのアップグレードは、慎重に行って下さい。できれば、当店も含む専門家に依頼してください。 「アップデートしても、いつでも元に戻せる」と言われていますが、必ずしも元通りに戻せない事例が多発しています。アップグレードするならば、戻さないつもりで行ってください。 当教室のパソコンは、現在すべてWindows10を搭載しています。しかし一方で、生徒様や近隣の皆様からのご相談には、必ずしもアップグレードをおすすめしていません。 昨日も、「アップグレードするべきでしょうか?」というお尋ねがありましたので、状況をヒアリングさせていただき、「アップデートしない方が良い」という結論に達したところです。 まだまだ問題の多いWindows10へのアップグレード。順番に、その問題点を見ていきます。 「アップグレードしても、一か月以内なら元に戻せます」は信じてはいけない いま紹介した、マイクロソフトの公式サポートページに、次のような記載がありますが、はっきりと申し上げます。これはウソです。 また、アップグレード後 1 か月間は元の OS に戻すことが可能です。 この言葉を信じてはいけません。Windows 10 にアップグレードしたあと、元通りに戻せない事例が大変多く発生しています。 ネット上のパソコン専門サイトでも、「すぐに元に戻せた」「いつでも戻せるから試してみるのも悪くない」などという有害な情報を流し続けているものがありますが、信用してはいけません。 試しに、「Yahoo知恵袋」を開いて、「Windows10 戻した」で検索してみて下さい。Windows 10に一旦アップグレードして元に戻した時のトラブルが、いかに多いかが分かると思います。 よくある事例を挙げますと、 パソコンについている特定の機能が、戻した後使えなくなった 使っているソフトの中の、今までは変えられた設定が、変えられなくなった 動作が全体的に遅くなった などです。 原因はいくつか特定されており、マイクロソフトも問題だと認識しているものもあるのですが、なぜかこのような可能性は、サポートページでは言及されていません。 「確実に元に戻せるようにしておく」ために必要な準備 完全に元に戻すには、Cドライブのバックアップイメージを作成し、なおかつそれを、Cドライブ以外から起動して復元できる準備をしておく必要があります。 詳しくはこちらのリンク先をご覧ください。 Windows 7でシステムイメージを作成しバックアップする方法(NECサポートサイト) バックアップの保存先として、Cドライブ以外のハードディスクドライブが必要です。内蔵ハードディスクを2つに分けるなどして、Dドライブが作成されている方は、そちらで大丈夫です。ない方は、外付けハードディスクドライブを用意する必要があります。 また、元に戻す際にCドライブ以外から起動する必要があるため、カラのDVD-Rを一枚用意して、いまご紹介したリンク先の説明にある「システム修復ディスクの作成」で使用します。 なお、そもそも確実にWindows10へのアップグレードを成功させるには、自動アップグレードでは不十分です。詳しくはこの記事の続きもあわせてお読みください。 自動アップグレードで問題が多発しています。確実にアップグレードするためのポイントはこちら 実際にWindows10にアップグレードしようとして、自動アップグレードを進めたところ、Windows10には無事アップグレードできたものの、あちこちに動作の不具合が出ている事例が多発しています。 先ほどと重複しますが、 パソコンについている特定の機能が、戻した後使えなくなった 使っているソフトの中の、今までは変えられた設定が、変えられなくなった といった事例です。 メーカーが「Windows 10にアップグレード可能」という公式見解を出しているか確認を 今はようやく、マイクロソフトの公式サポートページでも案内されていますが、パソコンメーカーが「Windows 10対応」と公式見解を出しているかどうか、必ず確認してください。 ここで「互換性」といっているのは、「パソコン内のすべての機器が、Windows10でも正常に動作することを確認できている」という意味です。そうでなければ、今まで使えていた機能が、Windows 10になった後、完全に使えなくなる、ということです。必ず、上記のページから確認を行って下さい。確認が取れない場合は、基本的にはアップグレードを見合わせることをおすすめします。 不確実な自動アップグレード。確実にやりたいなら「クリーンインストール」がおすすめ さらに、提供されている「自動アップグレード」機能にも問題があります。 この機能はそもそも、元のWindowsをディスクに残したままで、その上からWindows10のシステムを構築するしくみです。「データをバックアップしたり、アップグレード後元に戻したりする手間がはぶける」「ソフトをインストールしなおす必要がない」といった利便性のために、このような形態で提供されているのですが、これがトラブルの元になる場合がかなりあります。 ご利用の環境によって、Windows10への設定の引継ぎが不完全なままになっていたり、引継ぎ処理自体がまちがっていたりする事例がたくさん出てきているのです。 そこで、確実に動作するようにアップグレードしたい方は、面倒ですがぜひ、「クリーンインストール」されることをお勧めします。これは、一旦Cドライブを完全に消してしまって、まっさらのWindows10をインストールし、そこに元あったデータを入れなおしたり、ソフトをインストールしなおす方法です。筆者である私自身も、自宅のパソコンのアップグレードはクリーンインストールを行いました。 詳しい方法は、当ブログの記事、 「Windows10にアップグレードしたけど、うまく動かない! なんで!?」 の後半で詳しくご説明しています。 アップグレードしてもしなくても、パソコン内に残される巨大なインストールファイル もう一つの問題が、パソコン内に保存されるWindows 10アップグレード用のファイルです。 Windows10アップグレード対象のWindows7, 8, 8.1を使って、インターネットに接続していると、Windows 10アップグレード用のファイルが自動でダウンロードされます。これは、自分の意志で「アップグレードする」と選択する前に、勝手にダウンロードされます。 このファイルは、環境にもよりますが2.5~6GB程度になります。比較的最近の、ハードディスク容量が潤沢なパソコンなら大きな問題にはなりませんが、今にもいっぱいになりそうな「赤色」表示でギリギリで使っていたようなパソコンには、このファイルが致命的なダメージを与えかねない容量です。 ハードディスクがいっぱいに近くなると、Windowsが内部メモリを退避したり、作業用の一時ファイルを作る場所がなくなってしまいます。このため、インターネットを見るだけでも非常に時間がかかったり、ソフトを複数起動するといつまでも画面が切り替わらなかったり、というトラブルを引き起こします。 このようなトラブルの可能性があるにも関わらず、依然としてこのダウンロードは強制的に行われます。ダウンロードが完了してから初めて、「Windows 10にアップグレードするかどうかを選べる」画面が表示されるのです。 さらに、このファイルは「アップグレードを辞退」しても、削除されずに残ります。正常にアップグレードしても、元のWindowsのファイルが残ります。さらに、いったんWindows10にして、戻した後も残ります。 なんということでしょう。削除したければ、自力で削除するしかないのです。 削除の方法をご紹介します。 1.フォルダの表示を変更し、隠しフォルダを表示 エクスプローラーの表示オプションから、次のように設定を変更します。(この設定は、削除が終了したら、すぐに元に戻すことをおすすめします) 2.C:ドライブの「Windows」フォルダを開き、次の名前のフォルダがあれば、それを丸ごと削除します。 削除対象のフォルダは、 「$WINDOWS.~BT」 ...
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Windows10へのアップグレードをやりたい! という方のための、方法の解説
Windows10への無償アップグレードの期限、7月29日が近づくにつれて、「アップグレードしてください」の画面が、「何月何日にアップグレードします!」と、「半強制的」な感じに変わってきています。 そんな中、不本意にアップグレードされない方法、というテーマで、前の投稿を書かせていただきました。 今日の記事は、 すでにアップグレードしたが、うまく動かなくて困っている方 これからアップグレードしたいが、トラブルはイヤだ! という方むけの記事です。 誤解のないよう申し上げますが、Windows10は、実際使ってみて「良いWindows」だと感じます。ですので、アップグレードしたい方は、ぜひ無償アップグレードの期間内にアップグレードするべきです。 でも、うまくいかないんじゃ困りますね。 実は、記事の最後で触れますが、Windows10に実際にアップグレードする場合、おすすめしている方法は、 自動アップグレードではなく、インストールメディア(DVDまたはUSBメモリ)を使ったクリーンインストール です。興味のある方は、記事後半をご覧ください。 Windows10の自動アップグレードは、一人でやらないほうがいいです! 気をつけて! 「いつでも元のOSに戻せます」はウソ!! Windows10のアップグレード通知にはこう書いてあります。「アップグレードは無償です。アップグレードしても、いつでも元のWindowsに戻せます」 皆さん気をつけてください。これは大うそです。 アップグレードにともなって、パソコン内部の機器や、つないでいる周辺機器のドライバ設定が更新されます。Windowsを元に戻しても、このドライバの部分が元に戻らない事例が多数報告されています。 一例はこんな感じです。 Windowsについている「システムの復元」機能で、元に戻せなかった経験をお持ちの方も多いと思いますが、あれと同様です。ですので、「無料だし、いつでも戻せるからいいんじゃない?」といって、安易にアップグレードするのは、やめたほうがいいです! Windows10のアップグレードで不具合が起こった場合、初心者の方には一人で対処できません。 「元に戻す」ことからして難しいので、実際にWindows10にアップグレードして、万一なにかがうまく動かなかった場合、初心者の方が一人では対応できません。 以下の記事は、この「対応できない」感じをお伝えする意味も含めて、初心者の方には分かりづらい表現や、用語を使っています。読んでわかる方は、やっていただいても構いませんが、よくわからないという方は、推測でやらないで知人なり業者なりに相談して下さい。 志木駅近隣の方には、当店のパソコンサポートサービスをご提供します。こちらのリンクでサービス内容をご確認の上、「問い合わせ」ボタンを押してご相談下さい。  周辺機器の動作がおかしい/動かない場合 チェック項目 まず最初に→USBドライバは正しくインストールされているか?(コントロールパネル→ハードウェア→デバイスマネージャ に、黄色い?マークで「不明なデバイス」がないか?) 該当のデバイスは、正しく認識されているか?(見るべき項目は同じ) (プリンターの場合)「通常使うプリンター」が勝手に変更されていないか(コントロールパネル→デバイスとプリンター) 該当のデバイスは、Windows10に対応しているか?(メーカーホームページで確認) 対処方法 USBインタフェースを一旦削除、再起動し、Windows10標準のUSBドライバを読み込ませる その後、該当のデバイスのドライバをアンインストール→再インストール 「通常使うプリンター」の設定だけであれば、該当のプリンタアイコンを右クリック→「通常使うプリンターにする」でOK Windows10対応のドライバーがまだ出ていない機器であれば、まずWindows8.1用ドライバを試し、うまくいかなければ、対応ドライバーがリリースされるまで待つ。 アプリケーションが起動しない/うまく動かない場合 メーカーホームページでWindows10の対応確認→非対応と明記されている場合は、対応バージョンがリリースされてからバージョンアップ、または新規購入 該当アプリケーションのアンインストール→再インストール 以上でうまくいかない場合は、メーカーのサポートページを参照し、何らかの対処方法が記してある場合はそれに従う それ以外のトラブルもあります それ以外に、Windows自体の動作がおかしい場合もあります。アイコンが表示されない、特定のメニューが開かない、無線が毎回切れる、など。 これらのトラブルに、決まった対処方法というものはありません。お使いの機種、状況に応じて、当店でも逐一状況を調べながら対処します。 本気でWindows10に変えるなら、「クリーンインストール」がおすすめです! さて、これだけ「うまくいかない」ことが多いWindows10のアップグレードですが、Windows10自体がよくないものかといえば、そんなことはありません。Windows10は、非常にすぐれたOSです。 ですので、特にパソコンが重くて困っている方や、古いパソコンを長く使い続けたい方は、無償アップグレード期間内にアップグレードした方がお得なのです。 でもトラブルばっかりじゃ、だめですね。何かいい方法がないの? と言われますと、いい方法があるんです。 必要なデータはバックアップしたうえで、Cドライブを一旦全部消去して、まっさらのWindows10を入れる。「クリーンインストール」です。 自動アップグレードは簡単にみえますが、トラブルの元です。いったんやってしまった方も、改めてクリーンインストールすれば、正常なWindows10に切り替えることができます。 手順は少し複雑ですので、よくわからない方は、誰かの力を借りて、こちらの方法をお試しください。志木駅周辺の方は、当店でも承ります。 Windows 10クリーンインストールの手順 無償アップグレード対象であることを確認 Windows10の無償アップグレード対象は、Window7 / 8 / 8.1 です。Vistaの方は、新規にWindows10を購入してから下記の手順を行う必要がありますのでご注意ください。 お使いのパソコンがWindows10に対応していることを確認 特に国内メーカー製のパソコンで、テレビチューナー内蔵の機種などは、付属のソフトがWindows10に対応していない場合があります。この場合、メーカーホームページで型番を検索すると、「Windows10非対応」の表示になっています。 すべての機能を使い続けたい場合は、このメーカー対応情報をよくご確認ください。一部の機能が使えなくなって構わなければ、Windows7/8/8.1が動いているパソコンなら基本的にどれでもWindows10にアップグレードできます。 残したいデータをすべてバックアップする 今パソコンのCドライブにあるデータは、クリーンインストールするとすべて消えます。文書、写真、住所録など、残したいデータは、すべてDドライブやUSBメモリ、外付けHDDなど、Cドライブ以外の場所にバックアップしてください。 使っているソフトのWindows10対応を確認する お使いのソフトが、Windows10に対応していないと、アップグレード後に使えなくなってしまう可能性があります。 使っているソフトをリストアップする それぞれのメーカーホームページで、「Windows10対応状況」を確認。 確認がとれない場合は、メーカーに問い合わせる 使えなくてもそれほど切実でないものについては、Windows 8/ 8.1に対応していれば、Windows10でもかなりの確率で動きますので、とりあえずやってみる、というのもひとつの手ではあります。 しかし、「これが動かないと明日から仕事に困る!」というソフトについては、必ず上記の対応確認を確実に行ってください。 Windowsのライセンスキーを確認する クリーンインストールにあたり、Windowsのライセンス再認証が必要な箇所があります。そのとき必要になるので、今お使いのWindowsのプロダクトキーを確認します。 プロダクトキーは、購入時の書類か、パソコン本体のラベルで確認できます。"プロダクト キー: XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX" のような形式です。 もしそれで確認できない場合には、プロダクトキーを表示するフリーソフトウエアを使って調べることができます。 確認しておかないと、Windows10にアップグレード後にパソコンが使用できなくなったり、「ライセンス認証されていません」という警告がいつまでも表示されることになります。必ず確認して、メモ用紙などに控えて下さい。 Windows10のインストールメディアを作成する からっぽのDVD-Rか、4GB以上のUSBメモリをご用意ください。中身はすべて消えますので、からっぽのものか、消えてもいいものを使います。 マイクロソフト公式のダウンロードページがありますので、こちらから「メディア作成ツール」をダウンロードします。 このページにある「今すぐアップグレード」は押さないでください。その下にある、「ツールをダウンロード」をクリックします。 また、その下に書いてある「メディア作成ツールを使ってWindows10にアップグレードする」の方法は、クリーンインストールではありません。 その下にある「USBまたはDVDを使ってクリーンインストールを実行する」が、今回おすすめしている方法です。また、ここに書いてあることだけでは不十分です。おおむねこの手順に従いますが、当ブログでここまで書いてきた確認事項は、必ず確認されてください。 すべて準備が整ったら、クリーンインストールを実行する 以上の準備が確実にできたことを、再確認してください。元には戻せませんので慎重に。 確認できたら、いよいよクリーンインストールの実行です。 マイクロソフト公式の説明ページの下部、「メディア作成ツールの使用」→「USBまたはDVDを使ってクリーンインストールを実行する」の説明に従って、クリーンインストールして下さい。 手順をすべて実行すると、ソフトも何も入っていない、まっさらのWindows10が起動します。 以上の手順が正しく終了すると、パソコンでまっさらのWindows10が起動します。 ここに、ご自分の手でひとつずつソフトをインストールし、データを戻していきます。要するに、新しいパソコンを買ってきたのと同じ状態です。   いかがですか? 簡単です!とは決して言えませんが、このようにして安全にWindows10にアップグレードすることができます。 ご心配な場合は、志木駅周辺の方は当店にご相談ください。アップグレードの対応をさせていただきます。  
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