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スマホで保存したパスワードを見る・変更する・削除する【Android/iPhone】

スマホで保存したパスワードを見る・変更する・削除する【Android/iPhone】
スマホ・タブレット
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スマホで、Webサイトやアプリにログインすると、「パスワードを保存しますか?」の画面が出てくることがあります。

このパスワードをすべてのデバイス上でアプリおよびWebサイトで使用するためにiCloudキーチェーンに保存しますか?
パスワードを保存
このWebサイトでは保存しない
今はしない

「はい」や「パスワードを保存」を押すと、どこかに、パスワードが保存されていますよね。

あれって、「どこに」保存されているのでしょう?

あるいは、こんな困ったことが起きる場合があります。

  • せっかく保存したパスワードが、うまく出てきてくれない
  • パスワードを保存したいのに、保存ボタンが出なくて保存できない
  • パスワードの候補がたくさん出てきて、どれを選べば良いか分からない
  • パスワードを変更したのに、前のパスワードが出てくる

こんなときは、パスワードリストを手動で開いて、確認したり、修正したり、手動でコピペする必要があります。

この記事では、そのパスワードリストの確認・編集方法をご紹介します。
Android/iPhone両方に対応します。

パソコンのパスワードについてはこちら

パソコン版の記事はこちらです。

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Androidのパスワード保存場所はココ(標準の場合)

特に設定を変えていない、標準の状態のAndroidでは、「パスワードマネージャー」に保存されます。

「設定」から行く方法など、いろいろあるのですが、機種によってメニューが結構違うので、分かりにくいです。どの機種でも共通に分かりやすいのは、Chromeブラウザから下記の経路で開く方法です。

Chrome
右上みっつの点のメニューボタン
設定
パスワードマネージャー
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

または、パスワードが自動入力される時に出るポップアップの中からも、直接パスワードマネージャーを開くことができます。

保存したパスワードを使用しますか?
上に引く
パスワードを管理
パスワードマネージャー
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

この画面から、個々のログイン情報を、確認したり、コピーしたり、編集・削除したりできます。
※サイトのアドレスは編集できません。

パスワードマネージャーの中のログイン情報をタップ
IDをコピーする パスワードを表示する パスワードをコピーする 編集 削除
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iPhoneのパスワード保存場所はココ(標準の場合)

iPhoneでは「設定→パスワード」に保存されます。

iPhoneの設定
パスワード
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

または、ウェブサイトでパスワード自動入力候補が出た時に、その右にある鍵のマークから、直接パスワードリストに行くこともできます。

Safariのパスワード候補表示画面
右端の鍵マークをタップ
TouchID
パスワードを自動入力 その他のパスワード
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

iPhoneの場合も、この画面でログイン情報をタップすると、ユーザ名・パスワードをコピーしたり、編集・削除できます。
※Webサイトのアドレスは編集できません。

パスワード
ログイン情報のひとつをタップ
ユーザ名をコピー
パスワードをコピー
Webサイトをコピー
編集 AirDropで共有
削除
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標準以外の場所にパスワードが保存されるのは、どんな場合?

では、標準以外の場所にパスワードが保存される場合とは、どんな場合でしょうか。

標準以外のブラウザを使うと、別の場所にパスワードが保存される

例えば、iPhoneにChromeを入れている場合。

あるいは、Android/iPhoneにEdgeを入れている場合。

つまり、標準以外のブラウザーをインストールして使っていると、「ログインしたとき、どのブラウザで開いていたか」によって、保存場所が変わります。

例えば、たとえiPhoneであっても、Chromeでなにかのログイン画面を開いて、ログインを行うと、ユーザー名・パスワードは、Googleのパスワードマネージャーに保存されます。

※このほか、パスワード管理専用のアプリ(パスワードマネージャー)をインストールした場合も、保存場所を変えることができます。本記事では詳しくは触れません。

各ブラウザのメーカーごとに、別々のパスワードマネージャーを提供

Androidは、Googleが開発したOSです。その標準ブラウザChromeも、Googleの製品です。
なので、「Googleパスワードマネージャー」にパスワードを保存します。

同じように、iPhoneのiOSはAppleが開発したOSです。その標準ブラウザSafariでは、Appleのパスワードマネージャーに、パスワードが保存されます。

Edgeはマイクロソフトの製品で、Windowsの初期ブラウザです。スマホ版のEdgeも、マイクロソフトのパスワードマネージャーに、パスワードが保存されます。

「スマホ・タブレット・パソコンで同じブラウザ」にすることのメリット

ということは、つまり、こういうことになります。

自分が持っているすべての端末で
同じブラウザを標準に設定し、
同じアカウントでログインすれば、
パスワードは、どの端末でも共通に
自動入力することができます。

※Safariは、Windows版が提供終了となりましたので、Macでのみ利用できます。Windowsでは代わりに、各ブラウザ用の拡張機能が用意されています。

そうすると、
「パソコンで保存したパスワードが、スマホでは自動入力できない」とか
「Androidスマホで保存したパスワードが、iPadでは自動入力できない」とかいうことは、なくなるわけですね。

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ブラウザごとのパスワード保存場所

Chromeのパスワード保存先はここ

たとえiPhoneであっても、Chromeの中でログインすると、この場所にパスワードが保存されます。

Chrome(iOS版)
右下みっつの点のメニューボタン
鍵マーク パスワードマネージャー
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

Androidの場合は、Chromeが標準ブラウザですので、さきほどの「標準の場合」と同じです。

Chrome 右上みっつの点のメニューボタン 設定 パスワードマネージャー
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

Edgeのパスワード保存先はここ

iPhoneでも、Edgeの中でログインすると、この場所にパスワードが保存されます。

Edge iOS版
右下三本線のメニュー
設定
個人
パスワード
パスワードマネージャーを下にスクロール
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

Androidの場合も、大体同じ画面です。

Edge Android版
右下三本線のメニュー
設定
名前のところ
パスワード
パスワードマネージャーを下にスクロール

Safari のパスワード保存先はここ

Safariの場合は、iOSの標準ブラウザですので、さきほど載せた標準の場所に保存されます。

iPhoneの設定 パスワード
※スクショ内「セキュリティに関する勧告」が出ていますが、同じサイトのログイン情報が2個保存されているために出ているものです。
通常、この勧告が出た場合は、パスワードの使いまわしなどが疑われるため、タップして対処することをおすすめします。

アプリ内のログイン時は、標準の場所にしか保存できない

ブラウザでなく、アプリの中でログインすることも、よくありますね。その時のID・パスワードも、しばしば「保存しますか?」と、たずねられます。

この場合の保存場所は、いろいろ試した結果、どうも、Android/iPhoneそれぞれの標準の場所にしか保存できないようです。

アプリ内でのログインは、そもそも保存できない場合も多いです

アプリ内でのログインの場合、そもそも「保存しますか」が出ない場合も多々あります。そうすると、自動入力もできないわけなので、結構めんどくさいです。困ってる方も多いと思います。

試してみて、自動保存ができない場合、ここまでご紹介した方法でパスワードマネージャーを開き、一つ一つ、コピーして貼り付けるしかありません。

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保存済みパスワードをつかう(自動入力元の切り替え)

最後に、保存済みパスワードを自動入力する場合のおはなしです。

どのパスワードマネージャーを参照するかは、設定画面があり、切り替えができます。

例えば

  • 普段iPhoneで、Safariメインで使っているけど、パソコンのChromeで保存したパスワードも自動入力したい
  • パソコンではEdgeを使っていて、そこで保存したパスワードを、スマホのChromeでも自動入力したい

といったような場合ですね。

Androidの自動入力元はココで切り替える

Androidの場合、機種によって結構、「設定」の画面が違います。

「ココですっ!」と示すのがなかなか難しいです。

設定画面の右上にある「むしめがね」のマークから、検索で出すのが分かりやすいと思います。
(このスクリーンショットは、Galaxy S22 の画面です。他の機種では、メニューの語句が異なる場合があります)

設定画面の右上、虫眼鏡マーク
「自動入力」と入力
パスワードと自動入力
自動入力サービスが選べる
※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

Galaxyでは「パスワードと自動入力」→「自動入力サービス」ですが、最初から「自動入力サービス」を選ぶ機種もあるようです。

iPhoneの自動入力元はココで切り替える

iPhoneの場合は、次の箇所から切り替えられます。

※スマホで小さくて見づらい場合は、二本指で広げる操作をすると、拡大できます。

「iCloudパスワードとキーチェーン」と、プラスもう一個選べる感じです。

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おわりに

以上、できるだけ多くの方のニーズにあてはまるように、テストしながら書いてきましたが

こうしてみると、スマホのパスワード事情、結構ややこしいですね。

パスワードが、あちこちに散らばってしまって、わけわかんなくなっている例もけっこうあります。

それで本当は、パスワードのエクスポート・インポートも、いっしょに書こうかと思っていたのですが、予想以上にややこしいので、いったん別記事にします。

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