一部auショップが高額のSDカードを売りつける悪徳商法と化している件

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携帯ショップの悪徳商法

最近、当教室の受講生から、こんな相談が寄せられています。

「auショップで機種変更をしようとしたら、ものすごく高いSDカードを買わないといけないって言われたんです。これ本当に必要なんでしょうか?」

明細を拝見しますと、なんと3万円の超高額microSDカードをすすめられていました……

しかも、後で書きますが、その方にとっては使えないSDカードを高額で売りつけられそうになっていたんです。

しかも、「買うといいですよ」と言われたのではなく、「絶対買った方がいい。みなさん買っています」と言われたそうなんです。

即座にお答えしました。

「そんな高いのいらない、いらない!」

もちろん、そんなauショップばかりではないと思います。しかし、この方からうかがった話はもう「悪徳商法」といってもよいレベルのものでした。

この記事では、そのときのことを書いていきたいと思います。

スマホと一緒に、3万円のmicroSDカードを買わないといけないの?

教室にご相談された方は、ずっとガラケーを使っていて、

そろそろ私もスマホにしよう!

というところでした。

機種をいろいろ悩んでいる話は、前から聞いていたのですが、いよいよ機種を決めて購入しよう! というときに、冒頭で書いた内容のご相談を受けたのです。

「なんか、このものすごく高いSDカードを買わないといけないって言われたんです。これ本当に必要なんでしょうか?」

超高額なauブランドmicroSDカード

その方のお見積もりに載っていたSDカード、auブランドで128GB、「防水」だと説明されたそうなので、おそらくこちらです。

au純正・3万円のSDカード

au R04M002A(128GB) 32,400円

現在は、auオンラインショップでの取り扱いが中止されており、価格もショップに行かなければ確認できませんが、オンラインショップ掲載時の価格は32,400円。

その方のお見積もりも、3万円超でした。それを、スマホの分割払いに上乗せするため、24回払いで毎回1000円以上の増額になっていました。

売りつけるauショップ店員の超絶ブラックトーク

しかも、お話をきいてみると、この超高額SDカードを勧めたauショップ店員の言葉が、ウソ偽りにまみれた、超絶ブラックトークだったのです。

あまりにもひどいので、ここでそのウソを徹底的に暴かせていただきます。

同じようなことを言われた方は、ぜひ参考にしていただいて、絶対に騙されないようにご注意ください。

ウソその1: 「これからはこのタイプにしないと使えない機種があります」

「このタイプ」とは、「SDXCカード」のことだと思われます。

SDカードの種類は、次のように分類されます。

サイズによる分類

  • SDカード
  • miniSDカード
  • microSDカード

現在は、ガラケーもスマホもすべてmicroSDカードしか使っていませんので、この点で迷う余地はありません。

容量・規格による分類

  • 最下位クラス=「SDカード」(最大2GB)
  • 中程度クラス=「SDHCカード」(最大32GB)
  • 最上位クラス=「SDXCカード」(最大2TB=2000GB)

簡単に言うと、超大容量のSDカードが欲しかったら、SDXCカードにしなさい、ということですね。

ここで大きな問題があります。

  • 最上位SDXCカード対応機器→SD, SDHCはすべて使える
  • 中程度SDHCカード対応機器→SDは使えるが最上位SDXCは使えない

今回のご相談者は、Androidケータイ(いわゆる「ガラホ」)から最新スマホへの機種変更でした。

対応のSDカードを確認しますと、次のようになっていました。

  • 変更前のケータイ → 中程度SDHC対応
  • 変更後のスマホ → 最上位SDXC対応

さて、この方が、店員のすすめに従って最上位SDXCのカードを売りつけられたら、どうなるでしょう?

変更前のケータイでは、中程度SDHCしか対応していませんから、

せっかく買った高額のSDカードが、なんと変更前のケータイからのデータ移行に使えないのです!

つまり、「このタイプにしないと使えない機種がある」の説明は完全に逆で、

「そのタイプにしちゃったら使えない機種があるから買っちゃダメ」が正しいのです!

ウソその2: 「このSDカードは防水だから安心です」

水に落としてもデータがこわれないから、この超高額なSDカードにしたほうがいい、ということも言っていたそうです。

しかし、この方が選んだスマホは、スマホ自体がIPX5/8防水対応、つまりお風呂で使っても大丈夫な防水性能を持っています。

ということは、その中に入れたSDカードが水に触れることはありません。

SDカードが防水かどうかは、ほぼ関係ないのです。

たとえ防水でも、普通3万円はしない

インナーのポケットに入れていて汗をかく場合や、結露が発生する場合に、SDカードにも防水性能があった方が長期的には安心、という面もありますが、

たとえ防水でも、普通3万円はしません。

試しにAmazonで「microSD 防水 128GB」で検索すると、出てくる商品の価格は6000円~1万円くらいです。

128GBだと、入る写真は2万枚……

容量も128GBという「最大級」のものをすすめていたようですが、

128GBだと、スマホの写真にして2万枚以上入ります。

毎年1000枚撮っても20年です。

「音楽や動画をたくさん入れたい方は、128GBがおすすめです」なら、分かります。でも、「皆さん買っています」というような容量ではありません。

実際にこの方が買ったSDカードは1600円程度

こんな驚きの実態を聞かせて頂いて、教室では、こんなお話をしました。

「こんな高いSDカード買わなくても、普通に電気屋さんにいって、16~32GBくらいの一番安いmicroSDカードを買っても大丈夫ですよ」

そこで、この方が買って来られたのが、このような製品です。

サンディスク16GB SDカード

サンディスクの中程度SDHC microSD 16GB

1600円くらいだった、ということです。

SDHCですから、前のガラホでもちゃんと使えました。このSDを使って、データの移行もぶじ教室で完了しました。

写真も大量にありましたが、この容量で大幅に余裕をもって移行できました。

さらに、Googleフォトの無料あずかりサービスをつかって、写真を全部クラウドにバックアップしていただきました。たとえスマホが水に流されても、Gmailのログインさえできれば、この方の写真は消えることはありません。

※Googleフォト について詳しくは、当ブログの別記事をご覧ください。

スマホが写真でいっぱいになっても、このアプリ1つあれば大丈夫。 | キュリオステーション志木店のブログ

SDカードだけではなかった、携帯ショップの悪徳な実態

謎の「プレミアムモバイルクラブ」で月々1000円の契約?

さらに、この方も含め最近多いのが「プレミアムモバイルクラブ」という謎の契約をさせられている事例です。

この方の場合は、あれよあれよという間に「お見舞金サービス」と「インターネットセキュリティプラス」に加入してしまっていました。

強引にその場で決断を迫るやり方で入らされた

有料のサービスだし、入るつもりはなかったということなんですが、ショップ店員に

  • 「今しか入れない」(※注・事実として新規購入時しか入れないサービスです)
  • 「皆さん 入ってますよ」
  • 「何故入らないのですか?」

とまで強引に決断を迫られたとき、もうあきらめて、仕方なく入ってしまったのだそうです。

不必要な内容の契約

  • 携帯が故障した場合に最大5万円のお見舞金→月額540円
  • パソコンのセキュリティソフト

という内容のようです。

auの場合は「故障紛失サポート」というau本体のサービスがあり、これに加入していれば「お見舞金サービス」などというものは、まったく不必要なものです。

※この「故障紛失サポート」も、スマホ新規購入時/機種変更時しか加入できないサービスです。ご注意ください。

また、パソコンのセキュリティソフトの件は、「理解して入った」わけではなく、もともとパソコンのセキュリティは別に実施しているため、不要なものでした。

「お見舞金」のために、すぐに修理に出せなくなる

さらに、「お見舞金」の説明の中で猛烈にいやだったのは、次の点だそうです。

  • 携帯が故障したとき 必ず 電話で修理することを申し出てから 修理すること

つまり、急いでいてパッと修理に出しても、事後の連絡ではだめだ、ということですね。

クーリングオフ可能であることを十分説明されていない

この方は、申し込み後すぐに解約したいと思ったそうなのですが、解約できるか心配で相談して来られました。

ショップでもらった申し込み控え(「重要事項説明書」)を見せて頂いたのですが、

クーリングオフについての規定が本当に豆粒のような小さな字で書いてあるだけです。

契約書は複写にもなっておらず 紙切れ一枚だけ。ペラペラです。

口頭ではおそらく一言説明しているのかもしれませんが、上記のような「申し込みを迫られる」ような状態の中で、「きちんとクーリングオフできると認識できる」説明ではなかったと思われます。

特定商取引法違反を逃れるために、このような「説明してないわけではない」といった手口が、まだまだ横行していることが分かります。

本来は、「クーリングオフの記述が一番目立つ」ぐらいでないといけないと思います。

解約の方法は電話のみ。この電話がつながらない!

確認したところ、クーリングオフ期間はわずかに過ぎていました。

お仕事も忙しい方で、そんなことに労力を割きたくない! と、普通に解約することにしました。

ところが、

  • 解約方法は、電話のみ
  • この電話が、いつまでもつながらない
  • しかも、「回線上はつながったうえで、保留音で待たされる」ため通話料は待っている間もかかりつづける

というひどい状況で、何度もかけたそうなんですが、通話料のことを考えてあきらめていたそうです。

ご相談を受け、それしか方法はないことがはっきりしましたので、その後がんばって電話をかけつづけ、ようやく解約できたとのご連絡がありました。

充電器まで、使えないものをわざわざすすめていた

こんなウソだらけのau店員ですが、ごていねいに、充電器まで使えないものをすすめていました。

この方の買おうとしていたスマホは、最新の「USB-C」規格のコネクタになっていました。

そこで、店員がすすめたのがこのタイプ。

USB-C対応給電ケーブル

実売2000円程度のケーブルです。これは、特段高額というわけではないのですが、

よーく見てみてください。

スマホの側のコネクタはいいのですが、反対側も普通のAタイプのUSBコネクタになっています。

これは充電器ではなく、あくまで充電ケーブル。このケーブルを、他の充電器に差し込んで使うためのものです。

でも、この方が持っていた充電器はこのタイプ。

差し込み口のない充電器

USBを差すところがないから、ケーブルだけ買ってきても充電できないんです!

ショップのすすめた画面フィルムも問題あり?

ぶじデータ移行がすんだこの方なのですが、auショップがすすめた画面フィルムにも問題がありました。

3000円くらいするカバーを、「丈夫でガラスが割れにくいから」とすすめられたようなのですが、

分厚くて硬いため、カバーが反ってしまうと角の部分からはがれてくるのです。

しかもホームボタンのところも厚みがあるため押しにくく、電源ボタンの指紋認証も厚みのため効きにくくなっています。

他の方も、iPhoneの機種変更時に同様な分厚い液晶保護フィルム(というより板のようなもの?)をすすめられ、同じように困っていらっしゃいました。

このタイプのフィルムは、はがれはじめるとつきにくくなり、はがれた部分はタッチ操作も効きにくくなります。

割れにくい、丈夫、だけでフィルムを選ぶとこんな困りごともあります。しかもそういうフィルムはとても高額です。

少なくとも、「分厚いのでこんなふうになります」と、実際に貼り付けた実機を見せて説明する姿勢があって当然なのですが、

高額のフィルムを売りつけることしか考えていないように思えてなりません。

笑顔で店から出られない。こんな携帯ショップに誰がした??

いらないと言ってもすすめてくる、悪徳携帯ショップ

この方の場合、SDカードは高額の物をうりつけられずに済んだのですが、

すすめられたものを断るのにものすごく力が必要だったそうです。

  • いらないといっても再度すすめてくる
  • 「えっっ!? 本当にいらないんですか? 皆さん買われていますよ?」と、さも買わないのがおかしいような態度をとられる

といった状況だったそうで、

いらないと思った理由、こういうものを買うからいらないといった説明まで、全部しないといけなかったそうです。

初めてスマホにしよう、という方、とくにシニア世代の方で、

知識が少ない状態で、こんな接客をされたら、断り切れずに買ってしまうと思います。

そして、ショップを出てから、せっかく楽しいスマホライフのはじまりなのに、いろいろな後悔に心を悩ませなければならないのです。

あまりにもひどいです。当教室としては、このような販売方法を許すことができません。

今回ご相談の方も、「ブログの記事にします」と言ったら、こうおっしゃってました。「ぜひ書いてください。auショップ〇〇店の〇〇という店員です!!」

親切に説明する店員に「説明なんかするな、モノを売れ」と強要するショップも

教室ではほかにも、実際のauショップ店員さんから、こんな相談も寄せられています。

「先日、おばあちゃんがショップに来られて、操作が分からないとおっしゃったので説明していたところ、インカムで店長に怒鳴られました。『〇〇さん、何やってるの? いつまで説明するつもり?』」

このショップでは、携帯以外の販売目標(auショップ取り扱い商品や、auでんき)が強く押し出され、そちらに時間を割くように言われているのだそうで、

特にこのような「親切な説明」は絶対にしてはいけないのだそうです。

この店員さんは、会ってすぐわかる本当に親切な方なので、こんな現状に大変心をいためていました。「前いたところはそんなことなかったのに……」

もうやめようかと思っているそうです。

携帯電話ビジネスとしても最悪の行為

携帯電話のビジネスは、いま利益率が低下し、非常に厳しい状況となっています。

多くの方に携帯電話がゆきわたり、新規で爆発的に契約がとれる状態ではなくなっています。

買い替えといっても、そうひんぱんにみんなが機種変更するわけではないですし、なにしろスマホ本体の利益率なんてわずかなもの。新規の回線契約でなければ、従来のような大きな利益はでなくなっています。

さらにそこに、携帯電話の自由化、「格安スマホ」の登場によって、基本料金の値引き競争も過熱しています。

そんな中、2020年をめどに新世代の「5G」通信への対応も迫られています。基地局の増設・更新にコストがかかります。

そんな中で、携帯各社・ショップ運営会社が、利益が出ず苦しまぎれのいろんな手を打ってきている状況があります。

しかし、そんな中で、この記事で紹介したような悪徳な販売方法を続けていたら、どうなるでしょうか?

お客様が気持ちよくショップを後にするような販売をしなければ、お客様は携帯ショップに足を運ばなくなります。

気軽にショップに来て、親切に対応してもらえるからこそ、ちょっとしたことでショップに足を運んでもらえ、新しいスマホや「2台目のスマホ」をすすめる余地も出てきます。

そんなビジネスでなければ、その業界に未来はあるでしょうか?

お客様あっての商売です。そのことが忘れ去られているショップがかなりあるようで、残念でなりません。

悪徳携帯ショップに対抗できる「強さ」を持ちましょう

もちろん、こんな携帯ショップばかりではないと思います。とても親切なショップもあり、とても助かった、という声も聴きます。

しかし、どこが親切、という情報もないですし、わざわざ遠いショップまで行けないですよね。

近隣の携帯ショップが、もしこんな悪徳だったら??

  • 勧められたら、いったん内容を持ち帰って検討しましょう。
  • 相談できる、知識をもった信頼できる人をみつけましょう。
  • 強引にすすめられ、あなたはおかしいと言われても、断るべきものは断りましょう。

強い言葉で断る必要はありません。

いろんな営業電話を断れない、という方によくご説明するのですが、

営業というものは、話が通じると思うから勧めてくるのです。「この人は何を言ってもだめだ」と思ったら、勧めるのをやめます。

だから、断る理由を言う必要がないのです。

「息子に言われたから」「買っちゃうと息子に怒られるから」とか、そういう言葉の方が、断るのには有効です。

一番むずかしいのは「知識をもった、信頼できる人をみつける」。これが一番大変なことですね。

本当は、携帯ショップがそのような、「知識をもった、信頼できる人」でなければならないのです。本当に悲しいですね。

志木駅近隣の方は、当教室にご相談くだされば、事例もだいぶ存じ上げておりますので、お伝えすることができます。

ご希望があれば、スマホ・タブレットのレッスンも行っております。

後日談: auお客様アンケートセンターに伝えても効果なさそう……

後日、この方に「auお客さまアンケートセンター」から電話が来たそうです。

そこで、今回ご紹介した事例を話したところ、「詳しく聞きたい」というので、詳しく説明したそうなんですが、

ご本人の言葉を借りますと

「私が具体的に 説明しても 相づちしか 打てず まるで他人事の様にしか聞いてない」

現場が解らない人に言っても無駄だな、と思って 途中で電話を切ったそうです。

少なくとも「プレミアムモバイルクラブ」の問題は、最低でも数年にわたって問題は指摘されておりますので、auグループとして改善するならば、もっと早く改善されているはず。

auとしても、あまり本気で改善しようという気はない、ということでしょうか……?

キュリオステーション志木店
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