昨日は、富士見市の方から出張サポートの依頼を受け、行ってまいりました。
ご依頼はこんな内容です。
「古いVAIOが、最近ときどき勝手に再起動します。テレビ付きで、ウォークマン転送に対応している機種はもう売ってなくて、簡単に買い替えられないのですが、なんとか直せないでしょうか。」
というわけで、ご自宅まで伺い、診てみました。
2010年発売の、VAIO-Jシリーズ、VPCJ11AFJです。Windows 7 , CPU Core i7-620M, RAM 8GB、オーナーメイドモデルです。とてもきれいに使われています。
起動がおそいので、HDDへの負担と節電のため、日常はシャットダウンせず、スリープさせているとのこと。これは大変賢明な判断ですね。実際に再起動したところ、テレビ付きVAIO独特のいろんなものをロードするため、このスペックでは考えられないくらい起動に時間がかかりました。
一度、ファンが故障してソニーに修理に出されているそうです。すると、故障している間に、熱で半導体にダメージがあった可能性も、まあ否定はできません。しかし、目の前で見ていますと、重いながらもフリーズすることなく動作しています。
ただ、何もアプリケーションを起動していない状態でCPU利用率30-35%近辺をうろうろしています。メインメモリも、常時3GB-4GBは使用されています。アプリケーションの起動は全般に重いです。
目の前でフリーズするようなら、お預かりして分解修理も考えましたが、このような状態なので、お預かりは見合わせ、現場でできるだけの設定を行うこととしました。
テレビ付きVAIOですので、ソニー独自のクロスメディアバーがインストールされています。その関係の常駐プロセスが、一番CPUを食っていました。しかし、これはウォークマンへの「おでかけ転送」を使っているとのことなので、停止するわけにはいきません。
次に目についたのが、「Vaio Gate」のプロセスです。これは、画面の上から黒いメニューボタンがせり出してくるもの。常時マウスの動きを監視していますし、少しマウスがかすれば、無駄なアニメーションとともにメニューがせり出してきます。このメニューはいらない、というお話だったので、停止することにしました。
さらに、通知領域を見ますと、Windows 10のロゴが出ています! 最近おきまりの、Windows10自動アップグレードの案内です。しかしこれも、ご本人がソニーに確認したところ、「この機種はWindows 10 非対応です」という回答だったそうです。ソニー提供の各種プリインストールソフトを、Windows10に対応させ、アップグレード時の対応確認まで行う、という対応までは、やっていないということなのでしょう。
そこで、こちらのツールを使用して、・自動アップグレードの抑止 ・通知領域アイコンの非表示 の設定を行いました。
おそらく、バックグラウンドで延々とWindows 10のダウンロードが行われていたと思われます。この処理をしたあと、明らかにパソコンの動きが軽くなりました。
Windows 10 は、Windows 7よりも確かに軽快に動きます。アップグレードできる環境の方は、ぜひアップグレードをお勧めします。
とはいっても、Windows 7を必要以上に遅くしてまで、アップグレードを勧めなくてもいいのになあと、思います。
本日の処置は以上で終了。あまり大きな処置をしていないため、出張料5,000円、トラブル診断2,000円で、合計7,000円の作業となります。本日は、ご紹介のため、割引料金にて対応いたしました。
ワンちゃんが、お客さんだ、といってはしゃぎまくっていました。うちも犬だらけなので、こんどいっしょに遊びたいものですね。(写真は疲れて寝ています(笑)
帰り際、なんと手作りのジャムまでいただいてしまいました。とってもおいしかったです! ありがとうございます!
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