当教室では、2019年7月の一か月にわたって「タイピングコンテスト」を開催しています。
開催にあたって、タイピングの練習法をまとめた動画を作成しました。ここに、当店でお伝えしている「タイピングの練習法」をまとめています。
本当にこれで速くなれるの? 速くなれるんです!
実際にこの方法で練習した当店インストラクターのデータをごらんください。
おもに自宅で空き時間を使っての練習で、
2ヶ月の間に
一分間打鍵数が100以下(だいたい1秒に2個押せないくらい)だったのが
→→一分間320(1秒に5個以上押している)に、
それでもミス入力は1です。
「私はタイピングだめだから……」と思っているあなたは、
一秒間に2個押せないぐらいではないですか?
それなら、2ヶ月で一秒間に5個以上押せるように、なってみませんか!?
ぜひ、続きを読んで、実際にやってみてください!
※2016年投稿の記事を、今回フルリニューアルして再投稿しています。
タイピングの練習法・ショートムービー
こうすればタイピングは速くなります!
キーボードを見ないで打てるようになりましょう!(タッチタイピング)
速くタイピングするためには、やはり「キーボードを見ないで打てるようになる」のが一番の近道です。
キーボードを見ないで打つことを「タッチタイピング」といいます。
タッチタイピングの効果
- 手触りだけで入力するため、たいへん速く打てる。
- 目はつねに画面または元の文章を見ていられるため、入力間違いが激減する。間違ってもすぐに気づくことができる。
すこしくらい手を速く動かせても、間違いだらけでは結局直す時間がかかり、トータルの業務効率は落ちてしまいます。少しくらいのんびりでも、正確に打てれば、結局仕上がりは圧倒的に速くなるのです。
タッチタイピングをマスターするには?
「チョキ」を間違えないのと同じように、手にキーボードを覚えさせる
どうしてキーボードを見ないで入力できるのか、という仕組みは、
ジャンケンの「チョキ」と同じ!
と、いつもご説明しています。
「チョキ」と言われたら、皆さん間違いなくチョキができると思います。
「ええっと、人差し指と、中指をたてて、他の指はにぎって・・・」などと、考えていないと思います。
ところがキーボードを打つときは「ええっと、Mはここで、Aはここで・・・」とさがしてしまいますね。
これが、「チョキ」と同じように、考えなくても押せればいいのです。それだけのことです。
ホームポジションと指の割り当ては絶対に守りましょう
そのためには、やはりホームポジションと指の割り当てを守ることは絶対です。
子供のころ、「チョキ」の練習をするとき、時には中指と薬指をたててみたり、小指と人差し指をたててみたり、するでしょうか? しないはずです。必ず人差し指と中指を立てています。それと同じことです。
同じキーを押すときは、必ず同じ指で押して練習します。そのためには、ホームポジションで手が安定していないと打てません。
速くなる秘訣はゆっくり練習すること!?
タッチタイピングは最初かならず「ゆっくり」練習してください
動画をご覧いただければわかりますが、タッチタイピングの練習は必ず「ゆっくり」行ってください!
最初から時間をはかって練習するのは、絶対に間違っています。(そんな練習をさせるスクールが多くて参ってしまいます。)
スピードを求めるのは、タッチタイピングが完成してからで十分です。それまでは、決して速くしようという意識を持ってはなりません。当教室の経験上、これは絶対です。
だんだん、見ないで押せるキーを増やしていく
ゆっくり練習しながら、だんだん見ないで押せるキーを増やしていくつもりで練習してください。
キーボードは絶対に見てはだめ! という教室もありますが、「最初の一歩」はどうやったって見ないで練習はできないですね。まず最初は、しっかり目で見て、「正しい指を正しいキーに乗せる」という練習をしてください。
正しい指が正しいキーにのったら、「押すときだけは必ず目をキーボードから上げて、手の感触だけで押してください」と、当教室ではご指導しています。
そうすることで、手や指に「正しい距離」「正しい方向」が少しずつ刷り込まれていき、だんだん見ないで押せるようになるはずです。
一日一個、見ないで押せるようになると、2ヶ月で全部見ないで押せるようになる!?
毎日、「今日はこのキーを見ないで押せるようになろう」という目標で練習してみるのもよい方法です。一日一個それができれば、計算上1か月半くらいで全部見ないで押せるようになるはずなんです!
実際はなかなかそうもいかないとしても、2ヶ月くらいあれば、きっとあなたもタッチタイピングができるようになっていると思います!
タッチタイピングができてから、だんだん速くしていく
こうしてタッチタイピングができるようになったら、そこからは徐々に速度を上げる練習をしていくとよいと思います。
ただしこの場合も、「スピードを出す練習」ではないことに注意が必要です。
速くならなくなったら、正確性を再確認する
例えばF1 や ルマンのカーレースを見てみてください。速いチームは確かに速いエンジンや良いサスペンションを使っていますが、ドライバーの技能も順位に大きく影響します。 ドライバーの技能とは、つまり「正確性」だと思います。
ブレーキをかける場所、ハンドルの切り角、タイヤがなぞる位置、アクセルを踏む位置。複雑なサーキットでは、それらが少しずれただけでも、順位を下げてしまいますね。
タイピングも同じで、速くしようとすると、ますます正確性が求められるのです。
ですから、スピードが頭打ちになったら、一度速度を落として、自分のタッチタイピングに癖がないか、毎回間違えるキーがないか、スムーズに正確に押せているか、点検してみることも有効だと思います。
あなたも速くなれます。練習してみてください!
「私なんてキーボードは全然だめだから、早打ちは無理」、多くの方がそうおっしゃる現実があります。
しかし、当教室が思うに、それは「最初から時間をはかって、速く打て、もっと速く打て、というまちがった練習法」が生み出している「誤解」ではないでしょうか。
上記の原則をしっかりと守って、1~2ヶ月地道に練習すれば、タイピングはだれでも早くなれます。コンテスト一位は一人しかとれませんが、
- 普段のメールが気持ちよく思った通りに打てる
- パソコンで文章を書くことが苦にならない
- 考えたことがどんどん入力できる
- 仕事のミスが減る
といった成果は、本当に誰でも得ることができるタイピングの効果だと思います。
「私なんてとても・・・」なんて思わないで、だまされたと思って、ぜひあなたも練習してみてください!
コメント