Excelが使える即戦力を求める企業と、Excelを学ぶ場がない方のギャップはとても大きいのです

職場のパワハラ 今日のパソコン教室
今日のパソコン教室

当教室の生徒さんは、40代以上の女性の方が非常に多いです。特段そのような募集をしたわけではないのですが、結果としてそうなっています。

共通しているのは、それぞれの生徒さんが、職場でExcelやWordがうまく使えない悩みを持ってこられていること。

ですので、教室でも、現場の悩みについてお話しすることが結構あります。

職場で、特に女性の方が直面する「Excelの悩み」は、こんなに生々しかった、というお話。

生徒さんの体験談をうかがっていますと、「Excelがうまく使えない」ということが、もっと生々しい「悩み」として日々ふりかかっていることに驚きます。現に職場でお仕事をされている方から、転職をめざす方まで、その「悩み」にはさまざまですが、特に女性の方に、そのような悩みをかかえた方が多くいらっしゃるのではないか? という気がします。

「Excelが使えるという場合は、データの絞り込みと、VLOOKUP関数ぐらいは使えてほしいですね」

これは、ある転職をめざしていた生徒さんが派遣会社から言われたことです。絞り込みはまだしも、VLOOKUP関数といえば結構高度な関数なので、「そこまでできないと、できたことにならないのか……」と、びっくりしたそうです。

一般事務レベルで、「データの絞り込みとVLOOKUP関数」といえば、まあ「できればより便利」というくらいで、必ずできなければ仕事にならない、というものでもありません。それでも派遣会社がそのスキルを求めるのは、「より積極的に、Excelが高度に使える人材として採用されるためには、そのくらいのスキルが必要」という意味があると思われます。

また、別の記事で書いているのですが、VLOOKUP関数が使えたからエクセルがすごく活用できるか、といったら、そんなことはないんです。ほかのさまざまな関数や、それを組み合わせたテクニックを活用してはじめて、エクセルはまるで別物のように働き始めます。

それを派遣会社が、Excelができる人の目安として言っているのは、まあつまり、高度な関数までしっかり活用できる人材を、企業は即戦力として求めている、ということなのでしょう。当教室のコースでいえば、Excel基礎+Excel応用に相当します。MOS資格のグレードでいうと、一般資格(MOS Excel Specialist)ではなく、上級資格(Expert)レベルです。

ひとの作ったExcelのシートを仕事で使うけど、何がどうなっているのやらちんぷんかんぷん。「絶対変更しないでね!」と、ものすごく念を押される

こう言っていた生徒さんの職場では、男性社員の一部にものすごくExcelが使える方がいて、Excelのひな型をたくさん作っていらっしゃるようです。

業務用の入力フォームは、一度作ればずっと使いまわしできるもののほうが、効率はよいですね。ですからこのように、誰かがきちんとしたフォームを作り、それを職場全体で使うというのは、Excelの使い方としては、そんなに間違っていないと思います。

それでも、これが職場の女性に「悩み」としてチクチク痛みを感じさせるのは、「ひな型をつくる人」「ひな型を使う人」の間に、一種の上下関係が固定されてしまうからなんですよね。一種の「パワハラ」のようなことが、まかり通っている現場もあるかと思います。

Excelさえ使えれば、あんな言われ方しなくても済むのに。そう思っている職場の女性は、きっとたくさんいらっしゃるんだと思います。

また、「絶対変更しないでね!」ということですが、変更されたら困るセルには、編集できないようにロックをかける機能がついています。ですから、きちんとロックを設定すれば、業務中に誤って数式を変えてしまうようなことは起こらないんですが・・・・・・ロックをかける手間よりも、「変更しないでね!」と言葉で言うほうが楽なんです。おそらく。

ただそれだと、使う方の立場からすれば「うっかり消してしまわないようにしないと・・」と、無用なストレスがかかっていることになります。「使う人の気持ち」まで考えてフォームを作る、ということも、とても大切なことだと思います。

私はExcelはできないと言ったのに、ものすごく高度なExcelのテクニックが必要な部署に回された。周りはできる人ばかりなのに、誰も教えてくれない。

こうおっしゃった方の場合は、よくよく聞きますと完全に「いじめ」ですね。退職勧奨の一形態だと思われます。

Excelがそのように使われているかと思うと、初心者大歓迎のパソコン教室としては、とても悲しくなりますが・・・・・・悲しんでばかりもいられませんので、ご本人と一緒に、ただいま週に一、二日のペースで、Excel基礎をがんばっています。

この方は、すごく強い方なんです。そんな環境で、もう一年がんばっていらっしゃいます。そんなわけもわからないExcelの難しいデータに囲まれながら、数少ない相談相手に業務時間外を使って必死で教えてもらって、一年がんばったのだそうです。普通に考えたら、一年はなかなか頑張れませんよ。すごく強い方です。

これだけ頑張れる方は、その会社にとっては、大切な人材だと、私は思うんですけどね・・・・

ところがこの会社では、そんな頑張りとは関係なく、ある日突然、「Excelのテストだ」と言われたんだそうです。上司がExcelのデータをもってきて、これを集計してみろ、と。

当然そんなすぐにはできませんから、「できません」と答えると、こんどは「もうExcelはやらなくていい」「雑用でもやっていてください」といって、それまで頑張ってきた仕事のほとんどをとりあげられ、特定の部署のない雑用係を命じられたんだそうです。

ほかにも「君はミスをしたから、来月から給料をいくらいくら減らす」と言われたのだそうです。会社のやり方としては、事実上、法で禁止されている「罰金」に近いですね。形式上は「罰金」ではなく「減給」であっても、長期にわたり一定額を懲罰的に減給されるのであれば、減給総額が月給の1/10を超え、労基法91条に抵触するのではないかと思われます。

この会社では、この方のまわりでも退職者が続出して、大変なことになっているのだそうですよ。

パソコン教室の立場からは、Excelのご指導をすることぐらいしかできなくて申し訳ないのですが、なんとかこのような「ブラック企業」の実態が、是正されるよう祈るばかりです。

企業は即戦力を求めるのに、人材育成の場がどこにもない、というギャップ

このような、生徒さんのお話を聞いていて浮かび上がってくるのは、

「Excelを使える人材を育てる仕組みが、あまりにも少ない」

という現実です。

会社の中には、何人かExcelを使いこなせる方がいる。でも、その方は「初心者を教える余裕」はないのです。

そんな、誰にも教えてもらえない環境の中で、仕事をしながらExcelのスキルを身につける、ということは、とても困難です。独学でがんばっている方もいらっしゃいますが、特に「本当に初心者の方」にとっては、「どう勉強していいのかもわからない」ことも多いです。Excelの画面の見方、テキストの読み方、間違ったとき「どこが間違ったのか」が分かるようになるまでは、独学というのはなかなか難しいものです。

初心者の方が、安心して通えるパソコン教室をめざして

そんな中で頑張っている方が、なんとかWord, Excelを習得できる。そんなパソコン教室でありたい、といつも願っております。

入会時コース料金+月々3,000円(税別)の、定額料金ですので、毎日かよっても、これ以上の料金はかかりません。分からないところは、安心して何度も復習していただけます。

また、特に転職を目指す方のご事情を考慮し、入会時コース料金の分割払いも柔軟にご対応しております。分割にされますと、最初2~3か月は月々1万円程度、それが終わりますと月々3,000円(税別)だけ、といった料金になります。

さまざまなご事情で苦労されている方に、パソコン教室という立場から、お手伝いをさせていただければと思います。よかったら、一度、教室の様子をみにきていただければと思います。

 

 

 

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