埼玉・東武東上線 志木駅前で、エクセル講座/MOS対策講座をやっております。
今日は、エクセルの条件付き書式に出てくる
「百分位」
とはいったいなんのことなのか? 教室でよくお見せする即席サンプルを使って、解説していきたいと思います。
なお、条件付き書式についてはもう一つ、「パーセント」と「数値」の選択が分からなくなることがあります。
これについては、当ブログの別記事で解説しています。
Excelの条件付き書式。選ぶのは「パーセント」?「数値」?分からなくなった時に読む記事 | キュリオステーション志木店のブログ
条件付き書式の「百分位」のイメージをつかもう
「百分位」と「パーセント(百分率)」を比べる実験
「百分位」は、別名「パーセンタイル」と呼ばれ、ネット検索すると統計学の用語としていくつか解説が載っています。
言葉でどんなにご説明しても、きっと分かりにくいので、エクセルでサンプルデータを作って、見えるようにしてご説明していきます。
次のようなサンプルを用意しました。
エクセルで乱数を発生させ、それを適当な数オートフィルして作ったサンプルデータです。
このデータに対して、条件付き書式「カラースケール」を2通り設定していきます。
カラースケールの色の変化の真ん中のところを「中間値」で設定するのですが、片方は「パーセント」(=「百分率」)、もう片方は「百分位」で「50」に設定しています。
まったく同じデータなのに、明らかに図柄が違うのが分かりますね。
同じデータなのにカラースケールの図柄はこんなに違う
分かりやすいように、両方とも並べ替えを行ってみます。
両方を降順に並べ替えました。ここで分かることは、
- パーセント(左側)の中間値は 299付近
- 百分位の中間値は 221付近
だということです。
同じデータで、これだけ中間値が違います。
パーセント・百分位のそれぞれが、どんな計算で中間値を求めているか
どうしてこの違いが出るのか? 実際に行われている計算を再現してみます。
パーセントは、最大値と最小値の区間の幅をもとめ、最小値からその半分の幅だけ離れたところの数値が中間値とみなされます。
百分位は、全体に順位付けをして、ちょうど半分の順位の値が中間値とみなされます。
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