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Windows 11「PCのセットアップを完了しましょう」が出て操作できない。 どう対応すればいい?

Windows 11「PCのセットアップを完了しましょう」が出て操作できない。 どう対応すればいい?
パソコンサポート
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Windows 11を使っていると、ごくたまに(数カ月に一度)、このような画面になって、まったく操作ができなくなることがあります。

PCのセットアップを完了しましょう
お使いのすべてのデバイスで作業を簡単かつ安全に行うには、PCを バックアップして、さらにいくつかの Microsoft サービスに接続する必要があります。
OneDrive クラウドストレージを使用してファイルをバックアップ する
Web ブラウザーの操作性を向上させる
Microsoft 365 サブスクリプションで生産性を向上
スマートフォンをPCにバックアップする
Windows Hello を使ってすばやくサインイン

英語で表示されるケースもあるようです。

Let's finish setting up your PC
Your PC needs to be backed up and connected to a few more Microsoft services to help you work more easily and securely across all your devices

Back up your files with OneDrive cloud storage
Enhance your web browsing experience
Achieve more with a Microsoft 365 subscription
Back up your phone to your PC
Sign in quickly with Windows Hello
「PCのセットアップを完了しましょう」の英語版。
日本語版と内容は同じです。

「けさパソコンを起動したら、なんだか真っ白の見慣れない画面がでて、操作ができなくなった」というご質問があり、確認すると、この英語版の画面でした。

「3日後に通知する」は、押してもまた出てきてしまう

他の操作がまったくできないため、なんとか無難に乗り切らなければいけない画面なのです。

「3日後に通知する」(Remind me in 3days)をクリックすると、とりあえず消えますが、3日ごとにずっと出続けることになってしまいます。いつかは「続行」(Continue)を押さなければなりません。

対処法を解説します

本記事では、いままさにパソコンの画面にこれが出ている方を対象に、「無難に乗り切る方法」を解説します。

また、すでに多くの記事が出ていますが、この画面を出さないようにする方法も解説します。

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この画面は一体何なの? どうして出ているの?

まずは、どうしてこんな画面が出ているのか? というお話をいたします。

というのは、次に出るときはたぶん、ちょっと違う画面が出るんです。そのときでも、ご自身の判断で、よく画面を見て、正しく対処できるようになっていただきたいからです。

「マイクロソフトの営業担当が訪ねてきて、なかなか帰らない」状態

次のように考えると、とてもよく理解できると思います。

Windowsがアップデートしたタイミングで、
マイクロソフトの営業担当が訪ねてきた。

相手しないで先に進みたいが、押しの強い営業担当で、
なかなか通してくれない

もっと短く説明する場合は、「これはマイクロソフトの押し売り画面です」と言ってしまうこともあります。

もちろん、ご自身の利用方法や契約状況により、有益な製品の案内である場合もあります。

ですが、少なくとも、今すぐPCを使いたいユーザーの手を強制的に止めて、それと分かりにくい文言で誘導する手法は、「押し売りである」と、厳しく指摘するほかないものです。

基本は「すべてお断りする方向で操作」

というわけで、

各種サービスの売り込み画面だと考え、お断りしていけばOK

断わるボタンはあるが、だいたい分かりづらいようになっている
それを探して、すべてお断りする方向で操作する

というのが基本方針になります。

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順番に出てくる各画面の、解説と対処法

それでは、2024年7月に当方で確認した画面をもとに、「どこを押すべきか」を順に解説していきます。

いま開いているものと、少し違うかもしれませんが、参考にしていただければと思います。

最初の画面「PCのセットアップを完了しましょう」

まず、最初の画面からです。

「続行」をクリックします。

PCのセットアップを完了しましょう お使いのすべてのデバイスで作業を簡単かつ安全に行うには、PCを バックアップして、さらにいくつかの Microsoft サービスに接続する必要があります。 OneDrive クラウドストレージを使用してファイルをバックアップ する Web ブラウザーの操作性を向上させる Microsoft 365 サブスクリプションで生産性を向上 スマートフォンをPCにバックアップする Windows Hello を使ってすばやくサインイン
「続行」をクリック

あなたのパソコンは、もうずっと使っているわけで、すでにセットアップ済みのはずです。

それをまるで「セットアップ未完了だから、やらないとダメ」であるかのように見せる文言は、限りなくクロに近いグレーだと言わざるを得ません。

「自社のサービスをフルに使ってほしいマイクロソフトから見れば、まだ設定が完了してない」だけです。向こうも商売ですからしょうがないんですが、全部つきあう必要はまったくありません。

英語で表示された方は「Continue」をクリックします。なお、今回当店に相談があった事例では、この次の画面からは日本語になったそうです。

Let's finish setting up your PC Your PC needs to be backed up and connected to a few more Microsoft services to help you work more easily and securely across all your devices Back up your files with OneDrive cloud storage Enhance your web browsing experience Achieve more with a Microsoft 365 subscription Back up your phone to your PC Sign in quickly with Windows Hello Continueをクリック

「エクスペリエンスをカスタマイズしましょう」

次の画面は「エクスペリエンスをカスタマイズしましょう」

ここは、何もチェックしないで「スキップ」でOKです。

エクスペリエンスをカスタマイズしま イズしま しょう
お使いのデバイスを使用して、Microsoft エクスペリエンス内でパ ーソナライズされたヒント、広告、推奨事項を取得するために計 画しているすべての方法を選択します。これは[設定]でいつでも 変更できます。
スキップをクリック

「ヒント、広告、推奨事項を取得するため」ということですから、つまり「宣伝をしたいので、あなたの興味を教えてください」ということです。教える必要はありません。

初めてパソコンを買って、何していいか分からない、という方は、興味がある分野にチェックを入れると、思わぬおすすめが出てきて参考になる場合もあります。

「推奨ブラウザーの設定を使用」

次は「推奨ブラウザーの設定を使用」画面です。もしかしたら、普段 Edgeブラウザを使っている方は、この画面が出ないかもしれません。

「設定を更新しないでください」を選択して、「設定を適用」をクリックします。

←
推奨ブラウザーの設定を使用
Windows に最適なブラウザーである最新の Microsoft Edge を使用 して、世界トップクラスのパフォーマンス、プライバシー保護、生 産性を手に入れましょう。
Microsoft 推奨の設定を使用する 最新の Microsoft Edge を既定のブラウザーとして設定し、デスクト ップとタスクバーに固定します。
☆設定を更新しないでください 既存の設定を保持します。

設定を更新しないでくださいを選択して 設定を適用

要するに「ChromeやFireFoxみたいな、他社ブラウザーなんて使ってないで、Edgeを使ってください」という画面です。

ChromeでもFireFoxでも、アップデートをちゃんとやっておけば「最新」です。それぞれ理由があって使っているわけですから、変に干渉しないでほしいものです。

「常に最近の閲覧データにアクセスできます」の画面

その次はこんな画面です。「常に最近の閲覧データにアクセスできます」

「今はしない」をクリックします。

常に最近の閲覧データにアクセスできます
お気に入り、パスワード、開覧履歴、Cookie などの開覧データを他 のブラウザーから Microsoft Edge に定期的に取り込みます。インポ ートする内容は、[Microsoft Edge 設定」でいつでも変更できま す。
今はしない
承諾
今はしない、をクリック

承諾しないと、大切なデータにアクセスできなくなるかのような、誤解を与える表題です。

何もしなくても、「お気に入り」や閲覧履歴、保存したパスワードやCookieは、いつでも「常にアクセスできる」状態のはずです。どうして改めて「承諾」する必要があるのか、分かりません。

いったい何を承諾するんでしょうか?

実はこの画面は、閲覧履歴やパスワードなどの情報を、Edgeを起動するたびに今使っているブラウザからEdgeに流し込む許可を求めています。具体的には、Edgeの「設定」の中の次の箇所をオンにするものです。

Edge→設定→プロファイル→ブラウザーデータのインポート→
ブラウザを起動するたびに閲覧データをインポートする→起動ごとに○○からブラウザーデータをインポートする
Edge→設定→プロファイル→ブラウザーデータのインポート→
ブラウザを起動するたびに閲覧データをインポートする→起動ごとに○○からブラウザーデータをインポートする
小さくて見づらい場合は、二本指で拡大する操作で大きく表示できます。

この設定の意味を知らないまま「承諾」を押すことにより、Edge以外のブラウザに保存されているパスワードなど機微なデータが、知らないうちにMicrosoftにコピーされ保存されてしまうことを意味します。

Microsoftアカウントに二段階認証を設定していないなど、脆弱な状態だった場合には、気づかないうちにそちらからパスワードが漏洩したりする危険性さえあります。

また、すでにEdgeに切り替えた人にとっては、最初に一度インポートすればよいだけです。起動のたびにインポートする必要はまったくありません。

以上の理由により、いかなる場合でもここは「承諾」しないことをおすすめします。

「OneDriveを使用してファイルをバックアップ」の画面

次は、大問題になった有名な「OneDriveを使用してファイルをバックアップ」です。

「このPCにのみファイルを保存する」をクリックします。

OneDrive を使用してファイルをバックアップ
デバイスを安心して使用しましょう。デバイス上のデスクトッ プ」。ドキュメント、画側フォルダーは、OneDrive にバックアップ されるため、セキュリティで保護され、どこからでもどのデバイス でも使用できます。
このPCにのみファイルを保存する
プライバシーに関する声明
次へ

「このPCにのみファイルを保存する」をクリック

パソコン内の「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」フォルダを、Microsoftのクラウド「OneDrive」のフォルダ配下に移動して、クラウド上にコピー・同期する設定です。

気づかないまま「次へ」を押してしまうと、文書や写真がたくさんある方は、たちまち5GBの無料容量を使い切ってしまい、課金が必要ですという警告画面が現れることになります。

とても大きな設定変更で、費用がかかる場合もあります。ボタンの表記が「次へ」になっているのはまったく不適切です。警戒心を抱かせずに、知らない間に設定変更させたいという意図が透けて見えます。

大変大きな問題になり、解説記事も最も多い項目です。当ブログでも解説記事を出しています。

※Microsoft 365の契約をしている方は、OneDriveが1TBありますから、意味を分かって利用したい、という場合は「次へ」を押しても構いません。

「PCでスマートフォンの写真を楽しむ」

次は「PCでスマートフォンの写真を楽しむ」です。

「スキップ」をクリックすればOKです。スマホでQRコードを読み取ったり、指示通りに操作しないようにしてください。

PCでスマートフォンの写真を楽しむ
無料の OneDrive アプリでカメラのバックアップを設定すると、写 真やビデオが同期されるので、PCで思い出を追体験することができ ます。
OneDrive アプリでカメラのバックアップを有効にし
ましょう
※QRコードは、OneDriveアプリのダウンロードリンクにつながっているだけなので、読み取るだけなら問題はありません

もう忖度なくズバリ言ってしまいますと、「OneDriveにスマホの大量の写真をアップロードさせて、無料容量の5GBを即座に消費させ、課金に誘導する」画面です。

多くの方が、すでにGoogleフォトやiCloudフォトに、写真を同期していると思います。そちらで課金が発生している方もいるはずです。この画面の指示通りにスマホで「カメラのバックアップを有効に」してしまうと、同じ写真でさらにMicrosoftの方でも二重に課金が発生してしまう恐れがあります。

※こちらも、すでにMicrosoft 365の契約がある方は、OneDriveに1TBの容量がありますので、二重バックアップの意味で写真を同期してもよいと思います。

「PCからスマートフォンを使用する」

次は「PCからスマートフォンを使用する」の画面です。

「スキップ」をクリックします。

PC からスマートフォンを使用する
PCからテキストメッセージに応答したり、電話をかけしたりできます。
Android™ スマートフォンの場合、以下のQRコードをスキャンする
続行すると、モバイルデバイスが Microsoft アカウントにリンクされます。これにより、同じア カウントを使用してサインインする Windows デバイスで同期するように選択したモバイルデ バイスのコンテンツと機能にアクセスできます。
QRコードなしで手動で続行する
iPhone® の場合
[スキップ」を選択してPCのセットアップを続行し、次にスマートフォン連携で iPhone のペア リングを行います。フォトアプリでiCloud® から写真にアクセスします。

スキップをクリック
※QRコードは、このパソコンの固有情報を含んでいるため、期限切れですが念のためモザイク処理をしています。

この画面は、珍しく、表題にごまかしがありません。書いてある通りの設定になります。

「スマートフォン連携」アプリと自分のスマホを連携すると、パソコン画面上にスマホの画面がそのまんま現れ、マウスで操作することができます。文字も打てます。スマホ版しかないアプリをパソコンで操作できます。

ショートメールで長文を打ちたい場合や、パスワードをコピペしたい場合なども、大変便利です。

必須の設定ではありませんし、必要ない方も多いと思います。スマホの通知が全部パソコンに出るようになって邪魔なケースもあります。

後からでも設定できますので、ここでは「スキップ」でよいと思います。

「Microsoft 365の使用開始から…」

「Microsoft 365の使用開始から1年間は50%の割引が適用されます」(表現は時々変わります。)

これは、Microsoft 365の新規契約に誘導する画面です。

「今はやめておく」をクリックします。


Microsoft 365 の使用開始から1年間 は50%の割引が適用されます
 プレミアム Office アプリ
Word, Excel, PowerPoint 間で共同作業を行うことができます。
 プレミアムモバイル機能をお楽しみください
どのデバイスでも、どこでも、最新のものを入手しましょう。
どこからでもアクセス可能
1人につき1TBのクラウドストレージでファイルをアクセス、 編集、共有できます。
クレジットカードが必要です。最初の1年間は Microsoft 365 Personal を (¥14,900) ¥7,450(税込み)でご利用いただけます。その後 は、¥14,900/年(税込み)で利用できます。Microsoft アカウントにアク セスすることにより、いつでもキャンセルして今後の請求を停止する ことができます。
プライバシーに関する声明
今はやめておく
次へ
「今はやめておく」をクリック

小さくて薄い文字で、かかる費用が明記されていますので、詐欺とまではいえません。ただ、「次へ」ボタンは、本来は「申し込む」「契約をはじめる」とすべきボタンです。

まるで「割引を申し込む」かのような錯覚を与え、お得な提案のように見えますが、そうではありません。

よく見ないで「次へ」を押して、いつのまにか14900円の課金が発生していた、という方もちょくちょくいらっしゃいます。本当に必要な方は、別にちゃんとお申し込みをしてお使いください。

「Microsoft 365 Basic でクラウドストレージを増やす」

次の画面は、最近あらたに追加された画面です。「Microsoft 365 Basic でクラウドストレージを増やす」

これは、前の画面でMicrosoft 365の契約を断った人に対して、「OneDriveだけにしたお安いプランもあります」として、あくまでも契約に誘導する画面です。「手を変え品を変え」というやつです。

「辞退する」をクリックします。

Microsoft 365 Basic でクラウドストレ ージを増やす
100 GB のクラウドストレージ
OneDrive のファイル、写真、ビデオや、Outlook メールなどで 追加のクラウドストレージを利用できます。
安全で、広告なしのメール
メール、予定表、ToDoリスト、連絡先に Outlook.com と Outlook モバイルを使用します。
サポート エキスパートへのアクセス
Microsoft 365 Windows 10 に関するテクニカルサポートを、 必要なときにすぐに利用できます。
クレジットカードが必要です。Microsoft 365 Basic は1か月あたり ¥260(税込み)です。サブスクリプションは、Microsoft アカウントで キャンセルしない限り、通常価格と選択した期間で引き続き課金され ます。
プライバシーに関する声明
辞退する
続ける

「辞退する」をクリック

マイクロソフトのクラウド内に100GBの保存スペースがもてる契約です。260円/月ならば、GoogleやAppleのクラウドプランと遜色はありませんが、スマートフォンユーザーの方は、GoogleやAppleで契約した方が、AndroidやiOSと連動するのでおすすめです。

パソコンしかないユーザーにとっては、有益な契約である場合もあります。

必要なら後でもできることですので、 ここでは「辞退する」でよいと思います。

お疲れさまでした、無事に完走です!

以上ですべての関門をくぐりぬけ、何の追加設定もせず、一円も支払わないまま、ぶじに完走しました。「準備が完了しました!」の画面です。

「閉じる」をクリックすると、いつものデスクトップが帰ってきます。

準備が完了しました!
お使いのデバイスにつながりを保ち、生産性を高めるために役立つ 最新の機能が追加されました。
閉じるをクリック

全部断り続け、何の機能も追加していないのですが、「最新の機能が追加されました」と表示されています。

その程度の画面ですので、気にせずどんどんお断りして大丈夫なのです。

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【追記】最近追加された新しい画面

本記事公開後に確認された、新しい種類の画面のスクリーンショットと対応法を追記します。

「ファイルと思い出を保護する – PCをバックアップする」(2024/11月)

2024年11月のアップデート後に、「ファイルと思い出を保護する – PCをバックアップする」という画面が出たマシンがあります。

お断りするボタンだけが英語で、とってもいじわるです。

「Abandon Backup」(バックアップを放棄する)をクリックします。

ファイルと思い出を保護する - PCをバ ックアップする
Microsoft クラウドストレージを使用してPCをバックアップする
●持ち物を失くさないでください
●複数のデバイスで設定を単に同期
Abandon Backup
続ける

Abandon Backupをクリック

これも、上の方でご紹介したように、デスクトップ・ドキュメント・ピクチャのフォルダを、OneDriveフォルダ配下に移動して、クラウドにコピー・同期する操作だと思われます。

ファイルの量が多い方は、無料の5GBを一気に使い切ってしまい、課金が発生する場合がありますので、ここではお断りしていただくほうがよいです。

バックアップをお勧めします

さらに続けて「バックアップをお勧めします」が出てきました。

これは、ひとつ前の、OneDriveへのバックアップより、少し広い意味のバックアップなのですが、ひとまずここでは「今はスキップ」をクリックします。

2024年11月のこの画面では、「今はスキップ」をクリックすると、すぐそのまま、いつものデスクトッぷが表示され、作業を開始することができました。

バックアップをお勧めします
ファイルをバックアップするために、Microsoft アカウントを使用し 5GBの無料のクラウドストレージを利用できます。データを今 すぐバックアップすることが、すべての情報を一度に保護する最も 簡単な方法です。
今はスキップ
今すぐバックアップ

今はスキップをクリック

この画面でいっている「バックアップ」は、Windows 11でリニューアルされた「Windowsバックアップ」のことです。

スタートメニューの中にある Windowsバックアップ
PCをバックアップしましょう
フォルダー
アプリ
設定
資格情報

iPhoneの「iCloudバックアップ」、Androidの「デバイスのバックアップ」に近いものが、ついにWindowsパソコンにも搭載されました。新しいパソコンに買い替えるときのデータ移行には、ある程度有益なものです。

ただし、この中に、問題の「ファイルをOneDriveにバックアップ」が一体化されていますので注意が必要です。うっかり載せられて、ファイルまでバックアップしてしまうと、課金が発生することがあります。

あわててやる必要はありません。とりあえずスキップしても全然問題ありません。

もしWindowsバックアップを設定する時の注意点

もし、新しいパソコンに買い替えるなど、必要な場合には、「Windowsバックアップ」を直接起動すればいつでもバックアップできます。

上のスクリーンショットで言うと「フォルダー」の中にあるスイッチは、どんなに「オフ」に設定しても、次に開くと勝手に「オン」になった状態で、なおかつこれが隠された状態で表示されます。もう本当にひどいの一言です。

Windowsバックアップ
フォルダーの項目を展開
デスクトップ ドキュメント 写真 ビデオ 音楽のバックアップ
いちど「OFF」に設定しても、
次に「Windowsバックアップ」を開くと
勝手に「On」になって出てくる
そのまま進むと、気づかない間に
ファイルをクラウドに移される

Microsoft 365の契約をしている方は、バックアップしても新たな課金は発生しませんが、そうでない方は、Windowsバックアップを開いた際は、毎回必ず手動で、「フォルダー」のバックアップをすべてオフに直してから「バックアップ」ボタンを押すようにしてください。

Windowsバックアップ
フォルダーの項目を展開
デスクトップ ドキュメント 写真 ビデオ 音楽のバックアップ
毎回すべて「Off」に設定しなおしてから、
最下部の「バックアップ」をクリック
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「PCのセットアップを完了しましょう」が出なくする設定方法は?

このような画面が、今後出なくする設定方法について解説します。

出なくする方法が変わった?

他にも記事がたくさん出ていますが、そこからまたなんか、Microsoftが微妙にイジってきているようで、画面が変わっています

2024/11月時点のスクリーンショットで解説しますが、本当にこれで出なくなるか、実は未確認です。

もしかしたら、出なくする方法がなくなった可能性さえあります。

ひとまずやってみていただいて、もしまた出てきたら、本記事を開いて、うまくのりきってください。

スタート→設定→システム→通知

まず、図のように操作して「通知設定」の画面に行きます。

スタート 設定 システム 通知
スマホで小さくて見づらい場合、二本指で拡大すると大きく表示できます。

通知設定をスクロール→一番下の「追加の設定」→チェックを外す

通知設定の画面はこのようになっています。

下までずーーっと長く続いていますが、一番下までスクロールしてください。

すると「追加の設定」がありますので、図の位置のチェックを外します。

システム 通知
アプリやその他の通信者からの通知
一番下までスクロール
追加の設定
更新後およびサインイン時にWindowsのウェルカムエクスペリエンスを表示して、新機能と提案を表示する
チェックを外す
Windowsを使用する際のヒントや提案を入手する

※図では上側だけチェックを外していますが、念のため2個ともはずしてもよいと思います。

以前はチェックが3つあったようです→現在2つになっています

以前はどうも、チェック欄が3つあって真ん中を外していたようです。

日本HP HP LIVEサポートナビ
「「デバイスのセットアップを完了しましょう」の画面を非表示にしたい」より

現時点で筆者のパソコンで確認したところ、このチェックの数が2つになっています。

2024/11月時点、Windows 11 23H2 OSビルド 22631.4391 での画面

以前の記事では「Windowsを最大限に活用し、このデバイスの設定を完了する方法を提案する」のチェックを外す、となっていましたが、現在この項目がありません。

ですので、仕方なく、上側のチェックを外してください、というご案内にしてみました。

「更新後およびサインイン時に」「新機能と提案を表示」ですから、書いてある内容からすると、このチェックを外せば出なくなるような気はします。しかし、分かりません。とにかく、以前とは違う状態になっています。

設定してもまた表示されるかもしれません

いずれにしても、本記事で解説しましたように、これはMicrosoftの押しの強い営業担当が訪ねてくる画面ですので、何とかしてまた表示しようとするのは間違いないと思います。

もし表示されたら、本記事をまた参考にして、うまく断り続けて乗り切っていただければと思います。

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